Relay、そしてWTOC閉幕

トレイルO日本代表チームです。
WTOC(世界トレイルO選手権)も今日8月10日のリレーが最終日です。
トレイルOのリレーのコースは下記のようになっています。

・全部で30コントロール
・1~3走が各10個ずつ解答
・1走は全体の中から自由に10個解答、2走は残りから10個、3走が最後の10個
・1~3走間で情報のやりとりは、どのコントロールを解答したかのみ
(口頭は不可[チームチェックカード(CC)にパンチをすることでのみ示す])
・制限時間はチーム全体で261分、何走が何分使うかはチームの自由
・上記以外にTempO形式のコントロールが各走者に1ステーション4課題

そして勝敗は
・30個のうち誤答1個ごとに60秒加算
・TempO形式の3人の所要時間合計(誤答1個ごとに30秒加算)
の合計秒数が少ないチームが上位です。

日本はオープンクラスに下記の走順で臨みました。
大西正倫-木村治雄-田代雅之
(残念ながらパラリンピッククラスは3人揃わず日本からのエントリーは無し)

2018wtoc0811.JPG
日本チーム(左から 大西、木村、田代)

日本チームは出走にあたり、下記戦略で臨みました。
・各走者ごとの制限時間は3等分を基本目安として出走する。
・時間が余るなら、自身の解答再検証に使うよりは次走者への貯金を作る。
・1走大西はある程度固まった範囲の10個を選択することを基本とするが、難しいコントロール,自信のないコントロールは次走者以降に任せ、 確実に正解することの方を重要視する。 (それにより残コントロールがある程度広範囲に残っても構わない。)
・2走木村もある程度固まった範囲の10個選択を基本とするが、 残った20個のうち3走田代の苦手コントロール(縦方向の距離判断、あいまいな地形判断が苦手)を可能な限り解答してしまい、3走田代の 得意なコントロール(点状特徴物の同定やコンパスベアリングの課題)を残す。
・1走が時間を余して帰走した場合、2走3走でその分を等分するのではなく、2走が使い切る前提で良い。(2走が一番手順が複雑になるため。)
・3走はとにかく残ったコントロールを勘違いしないよう解答する。

展開は、1走大西が、87分平均のところ55分ほどで帰走、期待、そして想定していた通り2走以降に大きく時間の貯金を作りました。
2走の手順が複雑なのは、
・地図には30個もの円があり、どれが解答済みか地図上には示されていない。
・CCには20個もの空欄があり、それが地図上のどの円か把握する必要がある。
・その上でその中のどの10個を解答するのがチーム戦略上良いか考える。
ということをした上でレースをしないとならないからです。
手順の複雑さに影響されたか、当初想定していなかったコントロールを先に解答してしまいましたが、結果的には無事問題なく2走木村から3走田代へ継走しました。
3走田代も危うく前走者までに解答済みのコントロールを解答しそうになりましたが、手順上の問題はなく無事フィニッシュしました。

リレーの前身のチームコンペティション(団体戦)で入賞経験もある日本ですが、前2種目同様、上位には差を付けられる結果となりました。

WTOC2018 Relay (オープンクラス)
1位 Norway 285秒
2位 Latvia 319秒
3位 Finland 334秒
14位 Japan 533.5秒
1走 大西 137 秒 [(PreO 0ミス)+ 0秒 + (TempO)77 秒+60秒(2ミス)]
2走 木村 213.5秒 [(PreO 1ミス)+60秒 + (TempO)63.5秒+90秒(3ミス)]
3走 田代 183 秒 [(PreO 1ミス)+60秒 + (TempO)63 秒+60秒(2ミス)]

これでWTOC2018の全レースが終了しました。
最後に今日の選手のコメントを載せてWTOC日本代表チームのブログ更新を締めくくりたいと思います。ご注目、ご声援いただいた皆様、ありがとうございました。

1走 大西選手:
PreOパートでは作戦通り、全問正解しながら時間に余裕をもって木村さんにバトンを繋ぐ事が出来ました。しかし続くTempOパートでは難課題に全く対応出来ず、上位陣と大きなビハインドを作ってしまい、力不足を痛感しています。
今後は、総じて難しいTempOに弱すぎるという課題を克服して、また出直さなければと考えています。
ここまで応援してくださった皆様、ありがとうございました。

2走 木村選手:
作戦的にはあれでいいと思うが、実施の部分がすべてだった。団体戦はいちばん出たい種目。また来年に向け頑張りたい。

3走 田代選手:
フリーポイント形式のリレーは初参戦で、手順間違いを起こさないか少し緊張しました。うっかりミスをしがちなのは自分の弱点でもあり、そこは意識していたのでその部分でミスはありませんでしたが、難易度の高いコントロールで失点してしまいました。しかしこのWTOCを通し、失点したコントロールに対する課題は見えた気がします。上位との差は埋められない差ではないと思っていますので、もっと強くなってこの場に戻ってきたいです。

WTOC公式Webサイト
https://www.woc2018.lv/wtoc/

文責:田代

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