WOC ロングディスタンス決勝

WOC最終種目のロングディスタンスが8/11に行われました。King of Orienteeringを決めるとも言われる伝統あるレースに日本からは稲毛日菜子(京葉OLクラブ)、小泉成行(静岡OLC)が出場しました。

女子は9.9km、登距離475mのコースで、優勝のTove Alexandersson選手(SWE)が1:14:04のところを稲毛は1:49:14(トップ比147%)で走り48位。

稲毛選手のコメント
-------------------------------------------
昨年のエストニア大会で多大な力不足を感じてから、1年間このレースに向けて準備をしてきました。体力面においてはバイクやスカイランニング等新しい方法を取り入れつつ心肺持久力や登坂力を鍛え、限られたオリエンテーリングの機会は可能な限り男子クラスに出走しロングレースを組み立てる練習を積みました。目指している水準には届かなかったものの、昨年の自分よりは各国の選手達と競える期待を持ってスタートに立つことができました。

レース内容は、序盤が難しいと予想できたのでスピードを落として走り始めましたが、1番コントロール付近で現在地ロスト。地形と走りがマッチしないまま最初のロングレッグに入り、不安を感じながらのルート選択でミスルートを取ってしまいました。しかし中盤以降は、練習してきたペース配分と基本動作の徹底をきちんと発揮でき、淡々と大きなミスなく走れました。

結果は昨年と同順位の48位。自分や各選手の走りを研究しないと、この結果が嬉しいのか悔しいのかわかりません。しかし確実なのは、難しく辛かったけれど何にも代えがたい楽しさを感じたレースだったので、また来年成長して挑戦したいと思います。
2018_l_inage.jpg
【photo by Janis Ligats】
-------------------------------------------

男子は16.1km、登距離640mのコースで、優勝のOlav
Lundanes選手(NOR)が1:37:43のところを小泉は2:29:08(トップ比153%)で58位。

小泉選手のコメント
-------------------------------------------
まずは多くの応援をいただきありがとうございました。ずっと目標にしていたWOC(個人)決勝という憧れの舞台を踏むことができ、心から嬉しく思います。
その感動とは裏腹に、50位以内トップ比135%という目標には届かず、この舞台の厳しさを身をもって知ることになってしまいました。

レースに臨みにあたって、最後まで失速せず走り切る戦略を練り、テレイン対策を行い、補給の準備をし、ほぼ作戦通りの走りができました。尾根沢のはっきりしないところで行き過ぎてしまい大きなロスをした1か所と、後半疲労のためルートチョイスに揺らぎが生まれロスしてしまったことは痛い失点でしたが、自分を上手くコントロールしながら最後まで粘り強く走れたと思います。結果に満足はしていませんが、今の自分にできることはしっかりやったという気持ちも強いです。

タイム比こそテレインやコースによってだいぶ左右される面がありますが、順位的には日本男子にとって50位以内を目指すというのが現実的な目標であると思います。ただいつまでもそれでいいのかということは、これから世界を目指す選手には常に意識してもらいたいことです。

また下位争いの中でもアジア選手の中ではベストの記録を残すことができました。今冬にアジア選手権を目指す選手は自信をもって戦ってほしいと思います。
2018_l_koizumi.jpg
【photo by Janis Ligats】
-------------------------------------------

2人とも世界の壁の高さを感じつつも自分の取り組みにいくらかの手応えがあったようです。彼らが得た経験を持ち帰り、来年以降に活かせるようチームとしても取り組んでいきたいです。

これで世界選手権の全日程が終了し、選手は既に各々帰国の途についています。今回の世界選手権出場にあたり、チームに対してご支援、ご声援いただいた全ての皆様にあらためて御礼申し上げます。

フットO日本代表は12月に香港で開催されるアジア選手権に向けて、秋の国内主要レースで選考を行ってまいります。代表選手への引き続きの叱咤激励をよろしくお願いします。

コメントする