JOAナヴィゲーションスキル検定・認定インストラクター


公益社団法人日本オリエンテーリング協会
ナヴィゲーションスキル検定・認定ナヴィゲーションインストラクター

ポケットガイド:ナヴィゲーションスタンダード > 道を間違えた、と思ったら

道を間違えた、と思ったら


道間違いにすぐ気づけるように

 「何かがおかしい」という感覚は、道迷いからあなたを救い出す警鐘です。警鐘に耳を傾け、適切な対処を行い、道迷い遭難を防ぎましょう。一般的に、「道に迷った時には、最後に確認できたところまで戻れ」、と言われています。迷った時にはすでに戻れないことも多いので、「おかしい」と思った時点で戻ることが肝心です。
 そのために、できるだけ早く「おかしい」と思えるようにすることです。ルートの方向や地形を読んでおくことは、「おかしい」と気づく手助けになります。

間違いに気づかず進み、進退窮まったら、無理をせず救助要請を

 間違いに気づかず進み、進退窮まったら、無理をせず救助要請をします。山中でも携帯電話で通報できる可能性があります。捜索機関も、概ね携帯電話からの通信であなたの居場所を把握できます。体力を温存し、寒さや濡れを防いで救助を待ちます。そのための非常食、防寒具、ツェルトなどは生還の可能性を大きく高めます。
 万が一携帯が圏外である場合に備えて、家族や仲間に登山計画(特に地図に記載されたルート)を残すことは、あなたの捜索を効率的にすることにつながります。
fig12




  1. 基本の地形図記号と地図記号を使う際の留意点
  2. ナヴィゲーションサイクルとは?
  3. 現在地を把握する様々な方法
  4. コンパス・地図を使った進路の維持
  5. 線状特徴物がなくてもまっすぐ進むテクニック
  6. 道を間違えた、と思ったら
ページのトップへ戻る