WMTBOC2025 4日目 ロング・ディスタンス
WMTBOC2025 4日目 ロング・ディスタンス
2025/08/15(金)
最高気温29.1度
晴れ
4日目はロング・ディスタンスでした。
1レッグが長いのが特徴で、直線的で分かりやすいルートを選びがちなことから、ナビゲーション能力より、フィジカルに比重が置かれたクラスです。
トップでも2時間かかる想定でコースセットされているうえ、昨日に続き日差しが強かったため、補給も大事になってきます。
今大会では、メイン会場(アリーナ)が、補給場所(リフレッシュメント)に設定されていました。
Menリザルト(出走73名 完走66名)
No. | 名前 | 国 | Time | 差 |
---|---|---|---|---|
1 | Vojtech Ludvik | CZE | 1:48:51 | |
2 | Krystof Bogar | CZE | 1:51:59 | +3:08 |
3 | Bartosz Niebielski | POL | 1:52:45 | +3:54 |
46 | 綾野尋 | JPN | 2:24:04 | +35:13 |
64 | 佐野光宏 | JPN | 3:57:23 | +2:08:32 |
MisPunched | 羽鳥和重 | JPN |
Womenリザルト(出走44名 完走42名)
No. | 名前 | 国 | Time | 差 |
---|---|---|---|---|
1 | Ruska Saarela | FIN | 1:33:21 | |
2 | Nikoline Splittorff | DEN | 1:33:39 | +0:18 |
3 | Ursina Jaeggi | SUI | 1:36:07 | +2:46 |
38 | 加納尚子 | JPN | 2:19:54 | +46:33 |
綾野尋(Men:46位)
Winning time が120分、Optimal route で50km弱の長丁場が予想されたLong。前日のレストデイではフィンランドチームと軽くライドをしてロングに備えました。
レースでは5-6のややロングレッグで前走者に惑わされてしまい、結果的に8分のロス。
7-8のロングレッグでも4分のロスと前半に大きなミスを2つしてしまい心が折れかけましたが、先は長いと切り替えてプッシュしました。
中盤後ろから来たラトビア、スロバキアの2人とパックになり、3人で先頭を交代しながらのレース展開になります。マップターン後のロングレッグでルートチョイスの違いから1人になりましたが変わらず集中して走りました。
終盤、ラトビア、スロバキアの2人が後ろからまた追いついてきて、フィニッシュ手前までまた3人で展開。最後は自分がベストルートをとり、砂山を全力で踏み、先行してフィニッシュしました。
結果としては46位と今大会最高の順位でした。前半のミスが悔やまれますが、ポーランドのテレインに慣れてきて、どんどんうまく走れています。
明日は最終競技リレー、第一走者で出走予定です。ベストを尽くします。
佐野光宏(Men:64位)
ミドル、マススタートと、トップの3倍の時間がかかっていて、順位も完走者のなかではビリでしたが、ロングは、ある程度脚力で挽回できたので、初めてビリにならずに済みました。
ナビゲーションも、今までのクラスより、ちょっぴり優しく(けど日本のコースより鬼ムズい)、自分自身もポーランドの地形に順応できてきて、手ごたえのあるレースができました。
今、もう一度スプリントを競技したい!
羽鳥和重(Men:ミスパンチ)
50位合格ラインに設定、プッシュが効くテレインだがミスを極小にすることが大原則。序盤はなんとかこらえるが1-2分ミスから中盤大きなミスをする。
アリーナを通過後、16番で(地図もあまりよくなく直行ラインが発達したこともあり)5分程度大ミス。
その後スペイン、リトアニア、オーストラリア(この時点で2分先行)パックになり、スペインと共に抜け出す展開。
非常に暑く21-22ロングレグでかなり疲れを感じ、極端な暑さ(35度以上)でループを読めず23,24をスキップしてフィニッシュするミス。ここをまとめても58位程度しか取れず2つの大きなミスを抑えてようやく50位程度。制御しきれない点で非常に問題が多い。
今回平坦で欧州選手に有利に働くこともあるが、50位前後の選手は平坦でぼくがFTP以上260W程度で巡行してもその上をいく。FTPで270Wくらいを出せてないと(私の5年以上前?)40位台はコンスタントというレベルには達しない。
よく考えトレーニングをして世界戦に臨み、悪くて50位というレベルをきっちりクリアする必要がある。
明日リレーは2走。しっかり集中したい。
安達利雄(Men:DNS)
加納尚子(Women:38位)
ウイニングタイムから2時間以上かかることはわかっていたので、昨年の反省も踏まえ、携帯工具や出走前の機材チェックも入念に、ボトルと補給の準備を確実にして出走しました。
砂と倒木に阻まれながらも最短ベストルートを取れるよう、コントロール事に落ち着いてプランするよう走りました。
リフレッシュメントの後のコントロールで見間違えて先のコントロールに行ってしまいましたが、すぐリカバリーでき、ロングレッグもまずまずこなせたと思います。
全体的に平坦とはいえ、かなりのパワーコースで、最終結果38位でした。もうちょっとがんばれたはず。
明日はリレー、MEの3走で頑張ります!
photo by 西應唯花、安達利雄