東北関東大震災に関する山西哲郎会長よりのメッセージ

 日本オリエンテーリング協会の皆様

 この度の東北関東大地震とそれに引き続く災害で、皆様、そして関係者の方々はいかなる被害を受けられたのでしょうか。心からお見舞い申し上げます。

今は、どこにいても、自分のこと、いや誰のことを思っても、心痛み、悲しみに沈んでしまいます。また、地震以後の日々もますます被害状況が明確になり、日々の生活に困難なことが多大になっています。このような思いは、スポーツの特性である広がりや共有を楽しみ、友情を深めてきたオリエンテーリングの仲間が全国規模の活動をしているだけに、なおさら強く感じます。

そこで、本協会の会員の皆様とともに、互いに連絡をとり、被災や本人・家族や地域の方々の状況を知り合い、共に相互扶助をしていかなくてはなりません。大会や会議等が次々と延期や中止されることになっています。しかし、集まりができなくても、いろいろな方法でこれらの情報を伝え,集めて何らかの対策を創っていかなくてはなりません。それがスポーツとしてオリエンテーリング協会にできることだと思います。そして、これらをもとに被災地や被災者に対して協会は何をしなければならないのかを検討をしていかなくてはなりません。

阪神淡路大地震の時は、私もスポーツやランニング関係者で物資や募金を集め、現地での物心の支援や運動によるストレス発散のイベントをやったことを思いだしています。今回も、落ち着きが出てくれば皆様と共にいろいろな企画をして、被災地で活動をしたいと思います。

ともかく、互いに心を触れ合いながら、この厳しい困難な時から希望のある生活の再生を目指していきましょう。

皆様からの情報や意見や提案をお待ちしています。

2011年3月16日
会長 山西哲郎