競技関連規則類の改正の要点

1月12日付で競技関連の規則類を改正しました。改正の要点は以下のようになります。

1. 対象:

  • 日本オリエンテーリング競技規則
  • 公認大会開催に関する規程
  • 競技者登録に関する規程、同施行細則
  • コントローラ資格認定に関する規程、同細則
  • 公認大会エリートクラス出場資格規程
  • 日本オリエンテーリング選手権(個人競技、リレー競技)実施基準
  • 年齢別ランキング実施基準
  • 競技規則および関連規程等の運用に関するガイドライン
  • 全日本大会の開催と決定に関するガイドライン
  • 日本オリエンテーリング地図図式規程(JSOM2007)
  • 日本スプリントオリエンテーリング地図図式規程(JSSOM2007)
  • コントロールに関する規程(JSCD2008)

2. 共通事項

  • 規則・規程の名称を、「規則」に統一
  • 「地図図式規程」を「地図図式」とする
  • 内容の変更を伴わない文章表現の修正
  • 文中で参照している規則の項番の修正
  • 誤字、脱字等の修正

3. 改正の要点(共通事項以外)

3.1 日本オリエンテーリング競技規則

  • IOF競技規則の改正に伴う変更
    • コントロール識別番号のサイズ : 高さ50~100mm → 30~100mm
    • 提訴の時間制限: 1時間以内 → 15分以内
    • コントロール位置説明の事前配布(配布はスタート地区、リレーでは事前配布しない)
  • 予選・決勝レース競技の説明追記(決勝のスタート順等)
  • プログラムの記載事項の追加
  • 大会コントローラの権限事項の追加
  • スタート間隔
    • できる限り間隔をあけることとする
    • 複数のクラスが同一コースを走る場合の間隔: 20分以上 → 10分以上

3.2 公認大会開催に関する規則

  • 申請期限を大会開催の6カ月前までに統一(一本化)
  • カテゴリB/Sでは仮申請すれば、本申請期限を3カ月前に延長
  • 公認大会の取下についての項目を追加
  • 申請時期変更に伴う移行措置(規則の適用を平成25年度下期の大会からとする)

3.3 競技者登録に関する規則、同施行細則

  • 競技者登録日の定義  受付日     <<細則より本則に移行
  • 競技者登録の有効日 登録日の翌月から
  • 公認大会出場にはエントリー時点で有効であることを明記
  • 複数年登録   JOAは単年登録、会員レベルでは複数年でも可

3.4 コントローラ資格認定に関する規則、同細則

  • 「コントローラ資格認定に関する規則」の項番の振り直し
  • 講習会・研修会の受講資格を追加
    • コントローラ、准コントローラの資格者
    • 競技委員会の推薦を受けた者
  • 更新資格
    • 経験・知識が十分であると認められる者の講習会免除を追加(救済措置)

3.5 エリートクラス出場資格規則

  • 日本選手権(ミドル)についての規則を分離   <<ロングとミドルを区別
  • 日本選手権(ロング)のM/W20Eの資格
    • 当年度公認大会M/W21A上位で20歳以下の者を追加
  • 取得したE権が有効になる時期 3カ月後 → 2カ月後    <<競技者への配慮
  • クラスを統合した場合のE権資格のための順位の数え方を定義  <
  • インカレが公認大会と同時開催になった場合の特例措置を規則化

3.6 日本選手権(個人)実施基準

  • 全日本ミドルはカテゴリA / Bともに可と明記
  • 大会コントローラを「有資格者」から「登録した者」に統一
  • 全日本では大会コントローラ補佐を指名することが望ましいとする
    ※ 日本選手権(リレー)実施基準については、現在、見直し中。平成25年3月改正予定。

3.7 競技規則および関連規則類の運用ガイドライン

  • 規則、実施基準等との整合性を図るために修正

4. 適用

  • 平成25年1月12日改正、適用とする。ただし、年度に関わる以下の規則類を除く。
    • 公認大会開催に関する規則  平成25年10月1日から適用
    • 競技者登録に関する規則・同細則  平成25年4月1日より適用
    • 日本選手権(個人)実施基準 平成25年4月1日より適用

以上