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ナヴィゲーション指導者資格

(公社)日本オリエンテーリング協会(JOA)では山岳遭難、ナヴィゲーションスキルの研究実績のある静岡大学村越研究室と共同し、登山界有識者を交えて道迷いを防ぐ必須のナヴィゲーションスキルとそのレベルを明確にし、それを教える指導者(NI)育成を実施します。

インストラクター養成講座・OJT・講習の日程

2021年

日程 講習名 開催場所 予定レベル 予定講師(マイスター) 備考
OJT 2021.2.20-21 ナヴィゲーションインストラクター養成講座2021 静岡県 村越真
田島利佳
小泉成行

2020年

日程 講習名 開催場所 予定レベル 予定講師(マイスター) 備考
講習 2020.7.11
2020.7.23
オンライン講座「講習会のための地図の作り方 基礎編」 オンライン 小泉成行
田島利佳

要綱
OJT 2020.2.11 ナヴィゲーションインストラクターOJT講習会 静岡県 村越真
田島利佳
小泉成行

要綱

2019年

日程 講習名 開催場所 予定レベル 予定講師(マイスター) 備考
養成 2019.10.19-20 ナヴィゲーションインストラクター養成講座2019 埼玉県 村越真
田島利佳
小泉成行
終了しました
養成 2019.3.30-31 ナヴィゲーションインストラクター養成講座2019 埼玉県 村越真
田島利佳
小泉成行
終了しました

こんな方にナヴィゲーション・インストラクターをお勧めします

  • 登山やナヴィゲーションスポーツの指導にあたっている方
  • 山岳ガイド、登山ガイド
  • 野外活動センター職員
  • 青少年野外教育指導者(ボーイスカウトなど)
  • 野外教育専門学校在校生
  • 高校・大学の登山部の指導にあたっている方

日本オリエンテーリング協会の認定する指導者の資格には、以下の2つがあります。

ナヴィゲーション・インストラクターとは

ナヴィゲーション・インストラクターは受講者・受検者と接し、講習や検定の指導を行う役割を担える、指導者として認められる資格です。
ナヴィゲーション講習の講師として、ナヴィゲーションスキル・スタンダードに沿った効果的なスキル学習を提供できるようになります。またナヴィゲーションスキルを通して、道迷い遭難防止に貢献し、アウトドアの楽しみを広げる役割を担うことができます。
ナヴィゲーション・インストラクター養成講座を受講することで本資格を取得することができます。

(公社)日本オリエンテーリング協会公認ナヴィゲーション・インストラクターのポイント

体系的でわかりやすいナヴィゲーション講習を開催することができます。

ナヴィゲーション・インストラクター資格取得のカリキュラム(準備中)

ナヴィゲーション講習やスキル検定を実施できます

※資格取得直後は開催可能なレベルには制限があります

ナヴィゲーション・インストラクターになるには

1.申込み

以下の条件を満たした方がJOA主催のナヴィゲーション・インストラクター養成講座に申し込むことができます。申し込みに当たって条件を満たしているか確認するため書類審査があります。審査を通過しないと受講できません。

受講条件
  1. 地図を使ったアウトドア活動を30日以上行った経験があること(地図を読みながらの登山、地図を主とした講習・研修、等)
  2. 満20歳以上であること
  3. ナヴィゲーション・読図の指導に興味を持ち、本認証の趣旨に賛同したもの

2.養成講座

事前課題に取り組み、2日間の講座を受講して下さい。事前課題は指導計画の作成や屋内講習用の資料作成などを行います。講座ではNI資格の説明や講習を開催するにあたって必要な項目を学ぶだけでなく、模擬講習や模擬検定なども実施します。課題や検定の結果によっては不合格となる場合があります。

3.OJT

認定研修会講師(マイスター)の下でアシスタントを務める実地研修を1~2回行います。講師経験がある人は免除される場合があります。

4.認定・登録

OJTを修了した方はNIに認定され、登録が可能となります。NIは自身の講習にてナヴィゲーションスキル検定(ブロンズ、シルバーレベル)を行うことができます。

ナヴィゲーション・インストラクターの登録手続き
  1. 登録用紙をメール(ni@orienteering or.jp)またはファックス(03-3467-4549)で日本オリエンテーリング協会事務局へ提出してください。
  2. 認定料、登録料を指定された口座へ振り込んでください。
  3. 確認が取れ次第、事務局より認定証、登録証、バッジを登録住所へ送付します。

登録用紙(PDF)

山のグレーディングとナヴィゲーションスキル・スタンダード

山のグレーディングとナヴィゲーションスキル・スタンダードを結びつけることにより、自分の力量にあった山登りができます。

山のグレード B C D E
登山道の状況(主にナヴィゲーションに関するものを抜粋) ◇沢、崖、場所により雪渓など通過
◇急な登下降がある
◇道がわかりにくい所がある
◇ハシゴ・くさり場、また場所により雪渓や渡渉箇所がある
◇案内方式が不十分な箇所も含まれる
◇厳しいいわばや不安定なガレ場、ハシゴ、くさり場、藪漕ぎを必要とする箇所、場所により雪渓や渡渉箇所がある
◇案内標識などの人工的な補助は限定的
◇緊張を強いられる厳しい岩稜の登下降が続く
◇深い藪漕ぎを必要とする箇所が連続する場合がある
登山者に求められる技術(グレーディングより抜粋) ◆登山経験が必要
◆地図読み能力があることが望ましい
◆地図読み能力が必要 ◆地図読み能力が必要
◆ルートファインディングの技術が必要
◆地図読み能力が必要
◆ルートファインディングの技術、高度な判断力が必要
そのための必要なスキル ◎記号、縮尺、地図上の方角、磁北、等高線の考え方
◎等高線から大きな地形を読み取る
◎現地で大きな地形がわかる
◎特徴物を使って整置する
◎地図を適切に持つ
◎磁石を使って方角を確認する
◎記号を十全に理解(実物のイメージ、風景から対応する記号を読み取れる
◎細かい地形や傾斜、斜面の方向(※)が読み取れる
◎高低差や地形の大きさの把握
◎距離を把握する
◎コンパスを使った整置ができる
◎論理的に考えることができる
◎地形の単純化・拡大化
◎移動履歴の活用
◎クロスベアリング、バックベアリング
◎歩測などによる距離の把握
◎風景からスカイラインを利用して地形を判断する
全てのスキルを方略的に利用することができる