AsJWOC現地報告その3(8/21)

いよいよAsJYOCの開幕です!
まず競技に先駆けて、開会式が開かれました。
巨大な伽藍的な建物の前で、約40分のイベント。民族ダンスや楽器演奏なども披露されました。
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そこで衝撃の展開が!
なんと新しいスタートリストが配られたのです。
前日夜配られたのとは、全く違うスタート順。スタートの2時間前の変更という、まさかの展開に一瞬動揺しましたが、受け入れるしかありません。
開会式が終了して、いよいよ最初の競技のスプリント。
距離は2.3km~2.7km、等距離43~49m。達磨吉林寺というチベット仏教の寺院の周りのオープンランドを使って開催されます。
開会式の巨大な建物も施設の一部らしく、またフィニッシュのある場所もやはり宗教的な巨大建造物の前庭。不思議な雰囲気の中のスプリントになりました。
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実際コースは、複雑な植生の荒地パートと、そして寺院の境内、荒地の中に規則的に植えられた植栽の中を突っ切るパートと、バリエーション豊かなもの。また同時に開かれている中国全国大会のコントロールがあらゆる場所に置かれていたため、隣ポに苦しめられた選手も多かったようです。
さて、その結果は。
まずは男子。M16では、トップスタートでトップゴールしたのが森清選手。11分26秒という5分/kmをやや切るタイムを叩き出し、結局このタイムは後続に抜かれることなく、ポールtoウィンの快勝!日本チームにこの大会最初の金メダルをもたらしてくれました。また金子選手が5位、清古選手も8位と健闘しました。
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続いてM18では、前回に続き2回目の参加となる祖父江選手。最初から最後まで落ち着いてできたという言葉通り、見事3位入賞!勝負強さを見せました。
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そして注目のM20。前回は坂梨選手が3位に入った種目ですが、今回日本チームは実力者を揃え複数入賞を狙いました。
ところが、多くの選手が前半の藪エリアや寺院周りのトリッキーなルートで苦戦を強いられ、20分超えする選手が続出します。
そんな中、一人気を吐いたのがエース稲森。日本人で唯一17分台を叩き出し、見事3位に滑り込みました。
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一方の女子は、W16では落合選手がわずか6秒差で4位と惜しい結果に。
W18に唯一参加した吉田選手は健闘及ばず10位、そしてW20では、メダルを期待された増澤選手は前半で大きくミスをしてしまい7位、JWOCで活躍した宮本選手も長旅の疲れからか5位と振るわず、かわりに昨年のインカレスプリント3位の実力者、出田が貫禄を見せ3位入賞しました。
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全体としてやはり中国選手のスピードと、香港選手の活躍が目を引いたスプリント競技。日本チームの結果はメダル4個とまずまずのスタートを見せたと言えると思いますが、もう少しやれたはず、という悔しさを感じさせる結果となりました。
明日は、スプリントリレーです。
チーム編成は以下の通り。
20-1
増澤-柴沼-稲森-宮本
20-2
小竹-新田見-楠-出田
※高橋はカザフスタンと高見澤は台湾&中国との混成チーム
18
落合-祖父江-森清-吉田
16
丸山-国沢-金子-古田島
※藤原、清古は香港との混成チーム
代表チームはメダルを、そして混成チームは他国との交流をそれそれれ目標に頑張ってほしいと思います。
特に20クラスは連覇が懸かるため、要注目です。
スタートは現地時間の9:10からです。
引き続き応援よろしくお願いします。
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