日本へ。新しいはじまり。

吉田です。
まずは山岸さんにちょっと答えておきます。
ご意見ありがとうございます。そのとおりなのですが、基本を壊すという考え方には
同調できません。基本が自動化した上でその速度が増すと考えています。壊してのこ
るものはありません。言葉のあやだとも思いますが、若者が勘違いすると話が元にも
どってしまうので。
寺垣内×3を目標にしていたわけでもありません。目標はあくまで2走まで集団形成
することでした。山の中の速度では小泉も松澤もついていけない感じでもなかったの
で、場を克服できれば40分を切る走りが可能になるわけです。(これはキロ6分を切
る速度に入ることを意味しますが)
さて、帰国の朝です。松澤と宮本がいま旅立ちました。
これで2回連続でオフィシャル参加したわけですが、仕事として参加すると、やらな
ければいけないことが山ほどあります。でもそのおかげでつたない英語ながらも他国
の選手やオフィシャル、オーガナイザーとコミュニケーションする機会もでき、顔見
知りも増えました。ただ私程度の社交性や語学力では交流はできますが、交渉は難し
いですね。交渉目的だけできていればできるかも知れませんが、生活マネジメント
も、選手指導も行いながら過ごすWOCでは申し訳ないですが能力を超えてしまいま
す。もうすこし関係を深めることで合同練習の交渉などもできるようになればまたス
テップがあがるのですが。
 選手の努力に丸投げするのではなく、選手が練習できる環境を整える、指導者・ス
タッフを育てるということを組織はやるべきだと思います。 ちなみに、JOAには強
化予算が全くありません。世界選手権遠征にはtotoの助成が行われており(助成を受
けるための作業はやっていただいています。)そこから一部援助されていますが、国
内の合宿、他の遠征ははすべて競技者自己負担およびスタッフの援助によっておこな
われております。自分が強くなるために、良質な指導に対して、選手が出費をするの
はある意味当たり前です。しかし、指導者や運営者が持ち出しでは、継続的な活動は
できません。それはまた選手の練習機会を奪うことになります。強化活動によってオ
リエンテーリング競技への正しい知識をもった選手、スタッフが増えていけば普及活
動にも国内の競技活動にも好影響があると思いますがいかがでしょうか?
本稿をもってブログを閉じさせていただきます。このブログがきっかけとなって、読
んでいただいた皆さんが、選手や強化に協力いただいているスタッフの活動にご理解
を深めていただければ幸いです。
 さて、私、いわゆる夏休み中は家にいますので、WOCの話や強くなる方法を聞きた
いというのであれば、出かけていって話をすることはできます。(申し訳ないですが
交通費はご負担ください)練習もということでしたら別途ご相談にのります。
yoshitut■gmail.com(■は@)までご連絡ください。