JWOC2021における2000年生まれ選手の扱いに関する意見募集について

2021年にトルコにてスライド開催が計画されているJWOC2021ですが、この大会において今年のJWOC2020が最後の出場機会となるはずであった選手を出場できるようにすべきか、という議論がIOFで行われています。8月6日にIOFよりJOAへ以下の提案が届いており、各国チームとして好ましい選択肢を9月11日までに回答するよう求められています。


#####ここからIOFからの問合せの翻訳#####


緒言
JWOC2020が中止となったことで、一部のジュニア選手は明らかに影響を受けました。そこでIOFはこの状況をどのように処理するかを加盟各国からフィードバックを得ることにしました。

概要
トルコで行わる予定のJWOC2021において、3つのモデルを検討しています。

  1. 現行ルールに変更を加えない。これはつまり、2000年生まれの選手に最後のJWOCの機会を与えないことになります。
  2. 2000年生まれの選手たち専用のクラスをJWOC2021に用意する。この場合、彼らは最後のJWOCに挑戦できますが、2001年以降に生まれた選手たちと競うことはできません。
  3. 以降で説明する一連のルールを適用し、2000年生まれの選手をJWOC2021へ出場できるようにする。メダルは2セット授与する。

IOFとしては加盟各国から理由とともに選択肢を示していただきたいです。追加のコメントも歓迎します。回答期限は9月11日とします。

各モデルの詳細な内容

◎モデル1 現行ルールから変更なし
このモデルではJWOC2021が現行ルールに則って開催される。これは、JWOC2020が通常通りに開催されていた場合と同じようにJWOC2021を開催するということです。つまり、2000年生まれの選手は出場できません。

◎モデル2 2000年生まれの選手専用のクラスを設定する
このモデルでは2000年生まれの選手はJWOC2021において専用のクラスに招待されます。この場合、対象の選手たちは「同じ年に生まれた」チャンピオンを競う機会が得られます。問題は、このクラスには同じ年に生まれた選手しかいないため、「真の」JWOCではないこと。一方、2001年以降に生まれた選手に与える影響が少ない形で最後のJWOCの機会が得られることは考慮すべき利点で、JWOC2021本体の競技状況が観客やメディアにわかりやすくなります。これは、2000年生まれの選手が下記の一連のルールに従って、より若い選手に加わる形でJWOC2021に招待されていることを意味します。

  • ・各国は最大男女3人ずつの2000年生まれの選手を出場させられる。
  • ・スプリントの決勝では2000年生まれの選手だけのコースが用意され、上位3人にJWOC2020のメダルが授与されます。
  • ・ロングの決勝もスプリント同様に専用コースが用意され、上位3人にJWOC2020のメダルが授与されます。
  • ・ミドルの予選は2001年以降に生まれた選手と同じコースが用意されますが、スタートは先になります。上位約1/3、最大で各ヒートから15名が「JWOC2020ミドルA決勝」に進出します。
  • ・JWOC2020ミドルA決勝(およびB、C決勝)はJWOC2021のそれぞれと同じコースで行われます。ただし、JWOC2020ミドル決勝は、JWOC2021の後にスタートします。
  • ・リレーもJWOC2020と2021はクラスを分けられます。しかし、同じコースを一緒に走れます。JWOC2020チームは少なくとも2人、2000年生まれの選手がメンバーである必要がありますが、1人はより若い選手を加えることができます。もちろん、JWOC2021チームに2000年生まれの選手をメンバーにすることはできません。
  • ・各国は最大男女3チームずつを出場させることができます。JWOC2020チームとJWOC2021チームそれぞれにメダルが授与されます。

◎モデル3 JWOC2020をJWOC2021に融合する
このモデルではすべての選手が同じクラスに出場し、メダルのみJWOC2020とJWOC2021の両方を授与するというものです。2000年生まれの選手にはJWOC2020のメダルを獲るチャンスがあります。2001年以降に生まれた選手にはJWOC2020とJWOC2021両方のメダルを手に入れるチャンスがあります。つまり、2000年生まれの選手は以下のルールに従ってJWOC2021に招待されることを意味します。

  • ・各国は最大男女9名ずつをエントリーできますが、2001年以降に生まれた選手は最大6名までです。
  • ・すべての種目の決勝において、JWOC2020とJWOC2021の結果が発行されます。
  • ・スプリント決勝には、各国男女7名ずつを出場させられます。各国は9人のうちどの7人をA決勝に出走させるか決めます。JWOC2020のメダルは全参加者の上位3人に、JWOC2021のメダルは2001年以降に生まれた選手の上位3人に授与されます。(A決勝に出走しなかった最大2名ずつの選手のために)B決勝レースが別のコースで行われます。
  • ・ロングA決勝には各国で選んだ最大6名ずつを出走させられます。スプリントと同じく、JWOC2020のメダルは全参加者の上位3人に、JWOC2021のメダルは2001年以降に生まれた選手の上位3人に授与されます。(A決勝に出走しなかった最大3名ずつの選手のために)B決勝レースが別のコースで行われます。
  • ・ミドル予選には各国最大9名ずつの選手を出走させられます。各予選ヒート上位30人がA決勝に進出します。スプリント、ロング同様にA決勝でJWOC2020とJWOC2021のメダルが授与されます。ミドルB、C決勝はいつものように行われます。
  • ・リレーは各国最大3チームずつを出走させられます。ここでも同じように全チームの上位3チームがJWOC2020のメダルを獲得できますが、1つの国からはそれぞれ最大男子2チームと女子2チームまでです。JWOC2021のメダルを獲得できるのは、2001年以降に生まれた選手のみで構成されたチームのみです。

このモデルでは、メディア報道、実況などがJWOC 2021クラスに集中しますが、JWOC 2020での順位も随時言及されます。このモデルで行う場合、2001年以降に生まれた選手の中に、(スプリントやロングの)A決勝を走れない可能性が生じ、失望させるかもしれません。しかし、もしも各国9名ずつをスタートさせると(特にロングにおいて)スタート時間が長くなりすぎます。


#####ここまでIOFからの問合せの翻訳#####


 本提案を受けて、JOAのジュニア委員会ではどの選択肢が望ましいか話し合いを行っていますが、当事者である選手の意見も伺いたいと考えました。そこで、今年のJWOCに出走するチャンスのあった2000年1月1日以降に生まれた選手から意見を募集します。JWOC2020の選考にエントリーしていない選手の意見も受け付けます。上記3つの選択肢のうち、自分が良いと思うモデルとその理由をお知らせください。なお、本意見の提出状況や内容がJWOC2021の選考に影響を与えることはありません。また、多かった意見が必ず日本チームの意見としてIOFに提出されるとは限りません。
意見のある選手は2020年8月30日(日)までに以下のアドレスへ、件名を「JWOC2021開催モデル」として、氏名、生年月日、支持する案、その理由を送信ください。

関連リンク
JWOC 2021 Consultation paper(原文)

公益社団法人 日本オリエンテーリング協会
ジュニア委員会・強化委員会
E-mail: kyouka@orienteer.jp