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アジア選手権終了!団体は全クラスで入賞を果たす快挙!

 香港で開かれているアジア選手権、最終日26日は国別対抗ミドルリレーとなります。
各クラスに各国2チームが出場でき、成績が良いチームが国の順位となります。

日本チームは以下のメンバーで挑みました。

M21E
 堀田―上島―結城
 寺垣内―尾崎―谷川
連覇中のM21E、1チーム目はエース結城を軸に、1走に安定感のある堀田を起用、2走には前日アジアチャンプを勝ち取った若手のホープ上島を据える、盤石の布陣に。
一方、2チーム目は、国際経験豊富な3人に任せることにしました。

W21E
 盛合―高橋―勝山
 出田―山岸―加納
W21Eは、1チーム目はアジアチャンプの盛合を一走、アンカーは前日2位の勝山、そして2走には、今大会はまだ結果につながっていないものの、走りに定評のある若手の高橋を抜擢しました。そして2チーム目は、スプリント日本人最高位で安定感のある出田を1走、国際経験豊富な山岸を2走、そして前日3位の加納をアンカーに据えました。

またジュニアチームは、以下の布陣で臨むことになりました。

M20E
 大石―北見―小牧
 片岡―椎名―中村
W20E
 宮本―青代―伊部
 佐久間―古谷―佐藤
M18E
 寺嶋―森清―祖父江
 福室―清古
W18E
 古田島―丸山―落合

 このうち、M18Eは国沢が前日のミドルで膝を負傷、歩くのもやっとの状態だったことから、代わりに寺嶋を1走に起用することになりました。

 リレーのコースは、香港らしいオープンの山を駆け抜けるスピーディーな展開となると予想、フィジカルで押してくる中国や地の利がある香港に走り負けないこと、一方でテクニック的には勝っていることから、落ち着いてナビゲーションに集中することを徹底しました。

 さて、こちらがリレーコースです。

●M21E

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 オープンの森はありますが、やぶの中のわかりにくい道をたどる部分も多く、一方でコントロール位置は道の上か道から見える場所に置かれ、アタックの必要がないコース。
なかなか日本ではないタイプに多くの日本選手が苦しめられる展開になりました。

 M21Eでは一走の堀田と寺垣内が出遅れてしまいます。

 トップは中国、そして間を置かず伏兵カザフスタンが31分台でチェンジオーバー。
堀田が現れたのはその2分後で33分。途中まではトップ中国のすぐ後ろ、カザフスタンや香港と集団になり落ち着いたレースをしていたそうですが、中国を追うべく集団の前に出たところでミス、差をつけられてしまったとのこと。やはりやぶの中の道が見つけにくく苦戦したそうです。

 そして第2チームの寺垣内が現れたのは堀田から5分後の38分。トップとは約8分の差となってしまいました。寺垣内もなれないとテラインに加え、複雑なコースに別のコントロールへ向かうなどしてしまったとのこと。WOCの1走などの経験も豊富な寺垣内にしてはらしからぬレースでした。

 ところが続く2走でさらなる波乱が。
 トップで現れたのは、やはり中国。2走も32分と安定した走りでトップをキープします。それから遅れること2分、2位で現れたのは、アジアスプリントチャンプの尾崎!
この日最速の26分台と他の選手を5分以上上回る圧倒的な走りを見せてくれました。
8分差を2分差まで縮めて、3走の谷川に望みを託します。
 一方の第1チーム2走の上島は藪のトラップにかかってしまい42分と残念なレースに。この段階でトップと13分差、優勝争いから脱落してしまいました。

 そして迎えたアンカー勝負、先に表れたのは、残念ながら中国。
 3走も32分台と一度もトップを明け渡さない盤石の走りで、6年ぶりにアジア王者を奪還することになりました。
 2位は日本の谷川。全体3位となる31分台の走りで、40秒差まで迫りましたが、わずかに及びませんでした。ゴール手前で中国をとらえましたが、走力差があり、追い抜くことは難しかったとのことで、残念です。
 そして3位はカザフスタン。カザフスタンは今大会通して初めてのメダルに輝きました。
 第1チーム3走の結城はカザフに遅れること4分の4位でフィニッシュ。今年度、全種目で全日本チャンプとなった結城、今大会でもエースとしての活躍が期待されましたが、残念ながらメダルを獲得することはできませんでした。これがアジアの洗礼というものでしょうか。


1. 中国-1 Liang Xiaomi-Liang Xiyuan-Liu Xiaoming 1:36:44
2. 日本-2 寺垣内-尾崎-谷川 1:36:56
3. カザフスタン Dauit Zhanbolat-Lukashevich Vitaliy-Denis Vlassov 1:47:33
4. 日本-1 堀田-上島-結城 1:51:04

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(C)orienteering association of hongkong

●W21E

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 続いてW21E。1走トップで現れたのは、前日アジアチャンプに輝いた盛合。期待に応えて35分台、トップで2走の高橋にタスキをつないでくれました。続いて20秒差で中国が続きます。3位も2分遅れで中国、そのすぐ後に香港第2チーム。日本第2チームの出田はトップから4分遅れで2走の山岸へ。

 ところが日本第1チームの高橋が思わぬブレーキに。「緊張はしていなかったが、もともと道をたどるのが不得意。藪の中の地図に載っていない道に惑わされてしまった」とのことで、60分のタイムを計上し、6位になってしまいます。
 2走トップは36分台で中国、第2チームも3分差で追いかける展開。3位は、香港第1チームがさらに3分差、日本第2チームの山岸はトップと約8分差とやや差を広げられながらも、4位で加納へつなぎました。

 そしてアンカー。トップで帰ってきたのは、やはり中国チーム。38分とタイムはやや落ちたものの、安定した走りでトップを守り、男子に続き2012以来の王者奪還となりました。
 そして2位に滑り込んだのは、日本第2チーム。加納が全体でもトップとなる34分台をたたき出し、中国第2チームを抜き去り、トップにも4分弱まで追い上げる見事な走りを見せてくれました。
 第1チームのアンカー、勝山もふるわず41分台でのゴール、チームとしては総合6位となりました。

W21E
1.中国-1 Zheng Jiayi-Long Shuan-Yang Yang 1:50:59
2.日本-2 出田-山岸-出田 1:54:39
4.香港-2 Leung Ka Ki-Yee Sze Wing-Chan Pui Fung 2:06:01
6.日本-1 盛合-高橋-勝山 2:17:11

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 ジュニアユースクラスでは、男女とも奮闘を見せてくれました。

●M20E
 M20Eは、一走の大石、片岡がトップとトップ中国と6分差の3位4位と出遅れたものの、第1チーム2走北見が中国を抜きトップに立ちます。ところが中国3走が出色の走りを見せ、小牧もチーム1のタイム28分台で走ったものの、最後は1分差の2位に。第2チームは4分差の4位に終わりました。


1.中国-1 Tang Xiao-Huang Yi-Hu Yaowen 1:27:24
2.日本-1 大石-北見-小牧 1:28:41
3.香港-1 Li Chun Ho-Shi Tchi Thei-Yutsz Fung 1:28:55
4.日本-1 片岡-椎名-中村 1:31:40

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●W20E
 そしてW20Eは第1チーム1走の宮本が鼻に枝が刺さるというアクシデントに見舞われながらも2位に10分差をつけるトップ、続く青代、伊部も堅実な走りを見せ、2位に20分差の大差で見事、優勝!

1.日本-1 宮本-青代-伊部 1:48:09
2.中国-1 Wu Qian-Yezi Yun-Li Yong Yu 2:08:23
3.日本-2 佐久間-古谷-佐藤 2:46:31

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●M18E
 さらにM18Eでは、1走の中学生、寺嶋、福室が29分台と、同じコースだった20Eの日本チームを上回る快走で1位と2位で2走へ。第1チーム2走森清も29分台、そしてアンカーの祖父江は28分台で一度もトップを譲らずに優勝となりました。ちなみに彼らのタイムは、同コースの20E優勝の中国チームをも上回っており、日本若手のポテンシャルを見せつけた形となりました。

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1.日本-1 寺嶋-森清-祖父江 1:27:13
2.香港-1 Wong Tszch-So Ka Wang-Wong Cheuk 1:29:50
3.中国-1 Wang Xingyi-Peng Yu Anpe-Zhou Hongc 1:37:25
日本-2 福室-清古 Disq(3走未出走)

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●W18E
 最後にW18Eも古田島、丸山、落合が堅実な走りを見せ、3位入賞。これでAsOC団体戦は全クラスで入賞を果たすことになりました。


1.香港-1 Wong Yisha-Leung Heitu-Chu Ying Yau 1:57:55
2.中国-1 Ye Qi-Huang Xinfe-Liang Haisha 1:59:33
3.日本-1 古田島-丸山-落合 2:52:35

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以上で今回のアジア選手権、全種目を終えました。

 トータルで、金8 銀7 銅6と、合計21のメダルは、出場国中、最多となりました。今回のアジア選手権では、中高生の活躍、ジュニア世代の奮闘ぶり、そしてシニアでも特にアジア遠征が豊富なベテラン勢の活躍が目立ちました。

 一方、団体MW21Eで連覇が途切れるという結果となりました。中国が着実に各世代で進歩を進める中、いつまでも日本がアジアの盟主ではいられないこと、特にスプリントでは、アジアの中でも後進国になりつつあることが浮き彫りになりました。

 ここ数年で日本の競技レベルも進化しているのは間違いありませんが、世界の進歩も負けず劣らず進んでいます。特にアジアの戦いは、アジアでしか経験できないような難しさがあると、選手たちも実感したと思います。

 海外から日本に訪れる選手も増えつつある昨今、日本選手も国内だけでなく、積極的にアジアに出かけ、経験を積み上げることが求められていると感じました。

 来年は日本ではじめてのアジアジュニアユース選手権が開かれます。そして2年後のアジア選手権はお隣の国、韓国です。アジアの扉はこれからますます開かれていきます。
みなさんもぜひ、次回は現地に足を運んでいただき、直接日本チームの活躍を目の当たりにしてください!

 今回もブログをご覧いただきありがとうございました!
 今後とも日本チームへの応援、よろしくお願いいたします。

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(日本代表チームオフィシャル 寺嶋一樹、貴美江、村越久子、国沢五月)


メリークリスマス!日本ミドル個人でメダルラッシュ!

 本日25日は、クリスマス。香港も街をあげてクリスマス気分が盛り上がっていますが、アジア選手権でも日本チームが最高の盛り上がりを見せました!

 コースは予想よりも、全体的に走りやすい場所を選んで組まれていましたが、一方でオープンと見通しのよくない林、そして岩と墓(日本とは違って山の中にあって目立つ)が点在する中、細かな地図読みと集中力を必要とするタフなコースになっており、ミスやロスをいかに減らすかが勝負を分ける、いわゆる"つぼり合い"のレースとなったようです。

●M21E
1.上島 JPN 29:13
2.Liang Xiaming CHN 30:07
3.尾崎 JPN 30:32

4.堀田 JPN 31:17
9.松下 JPN 34:23
12.種市 JPN 35:30
14.寺垣内 JPN 35:54
31.結城 JPN 43:33
   谷川 JPN DNQ(コントロール不通過)

 M21Eでは若手のホープ上島選手が、ベテラン勢を押しのけてアジアチャンプに!
 そしてスプリントに続いて尾崎選手が見事3位に入りました。
 以下、4位に堀田選手、9位松下選手、12位種市選手、14位寺垣内選手と続き、エース結城選手は31位に終わりました。

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●W21E
1.盛合 JPN 36:09
2.勝山 JPN 36:24
3.加納 JPN 37:41

9.高橋 JPN 42:53
18.出田 JPN 50:00
21.山岸 JPN 52:41

 W21Eは、盛合選手がアジアチャンピオンに!
 2位は勝山選手、そしてベテラン加納選手が3位と、表彰台を独占する結果となりました。以下、高橋選手が9位、出田が18位、山岸選手が21位でした。

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●M20E
1.小牧 JPN 25:46
2.Li Chun Ho HKG 26:04
3.Shiu Chit Hei HKG 26:48

5.北見 JPN 29:18
6.大石 JPN 30:50
7.片岡 JPN 31:15
8.椎名 JPN 31:41
13.中村 JPN 38:35

 M20Eでは、小牧選手が見事ジュニアチャンピオンに!
 以下、5位北見選手、6位大石選手、7位片岡選手、8位椎名選手、13位中村選手となりました。

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●W20E
1.宮本 JPN 25:23
2.Zhao Dongxia CHN 27:52
3.伊部 JPN 29:37

7.青代 JPN 39:10
9.古谷 JPN 48:38
10.佐藤 JPN 52:26
12.佐久間 JPN 55:43

 W20Eでは、去年のAsJYOCでも3位となった宮本がついにジュニアチャンプに!
 そして伊部選手がスプリントに続き3位入賞しました。 
 青代選手が7位、古谷選手が9位、佐藤選手が10位、佐久間選手が12位でした。

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●M18E
1.祖父江 JPN 26:47
2.寺嶋 JPN 29:58
3.Zhou Hongcheng CHN 31:52

13.国沢 JPN 43:28
14.清古 JPN 43:35
16.福室 JPN 49:27

 M18Eクラスでは、今年のJWOC代表にもなっていた祖父江選手が金メダル。
 そして中学生の寺嶋選手も2位入賞。
 続いて国沢選手が13位、清古選手が14位、福室選手が16位となりました。

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(C)orienteering association of hongkong

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(C)orienteering association of hongkong


●W18E
1.Ye Qi CHN 29:38
2.Chu Ying Yau HKG 29:47
3.Liang Haishan CHN 34:51

10.古田島 JPN 42:28
11.丸山 JPN 47:46
14.落合 JPN 49:17

 W18Eは、古田島選手の10位が最高位。丸山選手11位、落合選手が14位となりました。


######

 以上が、ミドルの結果です。

 ミドルのメダル数は、金5つ、銀2つ、銅3つの計10個!次点の中国5個に対し、ダブルスコアとなり、フォレストでの強さを見せつけた形になりました!

 さて、明日はいよいよ最終日、国別対抗のミドルリレーとなります。
 日本は以下のチームメンバーで臨みます。(怪我などで当日メンバー変更の可能性あり)

M21 堀田―上島―結城、寺垣内―尾崎―谷川
W21 盛合―高橋―勝山、出田―山岸―加納
M20 大石―北見―小牧、片岡―椎名―中村
W20 宮本―青代―伊部、佐久間―古谷―佐藤
M18 国沢―森清―祖父江、寺嶋―福室―清古
W18 古田島―丸山―落合

 ここまで、好調な結果を出し続けている日本、最後の団体でも、チームワークでよい結果を残して欲しいと思います。スタートは全クラス一斉で香港時間10時半(日本時間11時半)ご注目ください!

アジア選手権、明日はミドルディスタンス

 香港で開かれているアジア選手権、本日24日はレストデイ。
 選手たちは、思い思いにつかの間の休日を過ごしました。

 いよいよ明日からはフォレスト競技、25日はミドルディスタンス個人です。
 香港で最も高い山の西部を利用して開かれるミドルは、急傾斜にオープンと藪がミックスされた、かなりハードなコースになることが予想されます。

 とはいえ、森でのナビゲーションではアジアトップの技術力を誇る日本。
 スプリントでは中国に差をつけられましたが、得意なフォレストで巻き返したいところです。
 果たして、何人が表彰台に立つことができるでしょうか?
 尾崎に続くアジアチャンピオンは生まれるのでしょうか?
 期待したいところです。

 25日、ミドル競技のスタート時刻です(香港時間。日本時間は-1時間)


W18E
 11:14 古田島
 11:22 丸山
 11:32 落合

M18E
 11:29 福室
 11:33 祖父江
 11:39 寺嶋
 11:49 清古
 11:53 国沢

W20E
 10:33 青代
 10:37 佐藤
 10:41 佐久間
 10:47 古谷
 10:55 宮本
 10:59 伊部

M20E
 10:32 大石
 10:40 椎名
 10:44 森清
 10:48 中村
 11:08 片岡
 11:12 北見
 11:18 小牧

W21E
 10:33 出田
 10:53 加納
 10:57 盛合
 11:01 山岸
 11:33 高橋
 11:37 勝山

M21E
 11:00 結城
 11:04 上島
 11:08 種市
 11:26 寺垣内
 11:38 堀田
 11:52 谷川
 11:58 松下
 12:04 尾崎


 日本の皆さんに、メダルのクリスマスプレゼントを届けられるよう、チーム一同頑張ります!
応援よろしくお願いいたします。


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アジア選手権開幕、スプリントで尾崎が金メダル!

 本日より、香港での第6回アジア選手権大会が開催しました。

 最初の種目は、スプリントです。
 時折、雨も降りましたが、気温的に暑すぎずオリエンテーリングにはちょうど良いコンディションで行われました。

 会場は香港の北部、中国との国境にほど近い「上水」という住宅街。
 200年以上前の明代からの歴史がある古い村で、路地が入り組んだ日本の漁村のような集落が、その舞台となりました。
コースはこちら。

M21Eコース

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W21Eコース

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 狭い路地で細かな方向転換を強いられる、非常に難度の高いコースでした。
日本ではなかなか経験できないレースに、チームは苦戦を強いられました。

●W18E
1.Tan Shanlin CHN 13:12
2.Huang Min-Huei TPE 13:23
3.Leung Hei Tung HKG 13:26

11. 丸山 JPN 15:57
14. 落合 JPN 21:37
15. 古田島 JPN 23:23

 W18Eでは、丸山選手の11位が最高位。落合選手は14位、古田島選手が15位に。


●M18E
1.Zhou Hongcheng CHN 12:12
2.Peng Yuanpeng CHN 12:59
3.Wong Cheuk Wang HNG 13:17

5.寺嶋 JPN 13:40
8.祖父江 JPN 14:09
12.国沢 JPN 16:07
13.福室 JPN 16:23
清古 DNS(体調不良につき)

 メダルが期待されたM18Eクラスでは、中学生の寺嶋選手の5位が最高位。続いて祖父江選手が8位、国沢選手が12位、福室選手が13位となりました。


●W20E
1.Li Yongyu CHN 11:47
2.伊部 JPN 12:11
3.Ye Ziyun CHN 12:48

5.宮本 JPN 14:20
6.青代 JPN 14:33
9.佐久間 JPN 16:02
10.古谷 JPN 17:03
11.佐藤 JPN 19:03

 W20Eでは、注目の伊部選手がトップと24秒差で惜しくも2位。宮本選手が5位、青代選手が6位、佐久間選手が9位、古谷選手が10位、佐藤選手が11位でした。


●M20E
1.Hu Yaowen CHN 12:37
2.森清 JPN 12:38
3.片岡 JPN 12:47
3.Huang Yi CHN 12:47

6.北見 JPN 13:31
8.椎名 JPN 13:57
9.大石 JPN 14:05
10.小牧 JPN 14:22
12.中村 JPN 15:09

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 M20Eでは、優勝候補の森清選手がわずか1秒差でこちらも2位。また片岡選手が中国選手と同着の3位に。以下、6位北見選手、8位椎名選手、9位大石選手、10位小牧選手、12位中村選手となりました。


●W21E
1.Chan H W Brenda HKG 13:59
2.Zheng Jiayi CHN 14:13
3.Lam Cho yu HKG 14:43

6.出田 JPN 15:12
9.勝山 JPN 16:09
19.高橋 JPN 18:11
21.小野澤 JPN 18:26
山岸 JPN DNQ(コントロール不通過)

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 W21Eは、出田選手の6位が最高位。勝山選手が9位、高橋選手が19位、スプリントだけに出場する小野澤選手が21位。山岸選手は、SIユニットが反応しなかったようで、コントロール不通過になってしまいました。


●M21E
1.尾崎 JPN 13:27
2.Yu Tsz Wai HKG 13:51
3.谷川 JPN 13:53

5.上島 JPN 14:16
9.堀田 JPN 14:56
11.種市 JPN 15:00
14.結城 JPN 15:24
15.松下 JPN 15:40
34.寺垣内 JPN 18:02

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 M21Eでは尾崎選手が見事、アジアチャンプに。そして前日首を痛めていたにもかかわらず、前回アジアミドルチャンプの谷川選手が3位に入りました。2人は、ここ数年、アジアでのスプリントイベントに足繁く通っており、その経験が見事、大事な舞台で結果に表れた形となりました。以下、5位に上島選手、9位堀田選手、11位種市選手、14位結城選手、15位松下選手、そしてベテラン寺垣内選手は34位に終わりました。

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 以上が、スプリントの結果です。

 トータルとして、中国が8個に対し、日本は地元香港と並ぶ5個のメダルを獲得することができました。中でも、スプリント大国の中国選手や地元香港選手を差し置いて、アジアチャンピオンに輝いた尾崎選手のここ一番の走りは見事だったと思います。

 今大会のスプリントコースのクオリティは、非常に高く、そうした中で日本の競技環境は、中国や香港に比べても、残念ながら十分とは言えません。そんな中でも、ジュニアで結果を残した選手は、本来の高いポテンシャルを見せてくれましたし、シニアでは、海外経験豊富な選手たちが結果を出してくれました。そのあたりが今後の強化のヒントになると思います。

 さて、一日レストデイがあり、25日は日本人が得意とするフォレスト種目のミドルディスタンスとなります。スプリント以上の結果を期待しましょう。

アジア選手権大会が始まります!

平成最後のクリスマスが近づいていますが、日本の皆様、いかがお過ごしでしょうか?

明日から香港にて、アジア選手権が開幕します!
日本チームからは総勢36名が代表選手として、エントリーしています。

まず明日(23日)は最初の種目、スプリント競技が行われます。
場所は中国・深圳との国境に近い上水という場所で、
古い町並みと狭い路地が入り組む、なかなか日本では体験できない、
アジアならではのスプリントになりそうです。

明日のスタートタイムです。(時刻は香港時間。日本時間は+1時間となります。)

M18E
 10:33 寺嶋
 10:35 清古
 10:37 国沢
 10:43 祖父江
 10:49 福室

M20E
 10:01 大石
 10:04 森清
 10:13 小牧
 10:17 中村
 10:19 片岡
 10:23 北見
 10:25 椎名

M21E
 10:08 種市
 10:19 堀田
 10:27 上島
 10:41 尾崎
 10:45 結城
 10:48 寺垣内
 10:53 谷川
 10:49 松下

W18E
 11:02 丸山
 11:11 落合
 11:16 古田島

W20E
 10:45 佐久間
 10:49 古谷
 10:50 宮本
 10:52 青代
 10:56 佐藤
 10:59 伊部

W21E
 10:08 高橋
 10:17 出田
 10:26 小野澤
 10:33 山岸
 10:39 勝山


楽しいクリスマスを迎えるためにも、
各年代の力を合わせて、まずは良い結果を期待したいものです。
応援よろしくお願いします!

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WOC ロングディスタンス決勝

WOC最終種目のロングディスタンスが8/11に行われました。King of Orienteeringを決めるとも言われる伝統あるレースに日本からは稲毛日菜子(京葉OLクラブ)、小泉成行(静岡OLC)が出場しました。

女子は9.9km、登距離475mのコースで、優勝のTove Alexandersson選手(SWE)が1:14:04のところを稲毛は1:49:14(トップ比147%)で走り48位。

稲毛選手のコメント
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昨年のエストニア大会で多大な力不足を感じてから、1年間このレースに向けて準備をしてきました。体力面においてはバイクやスカイランニング等新しい方法を取り入れつつ心肺持久力や登坂力を鍛え、限られたオリエンテーリングの機会は可能な限り男子クラスに出走しロングレースを組み立てる練習を積みました。目指している水準には届かなかったものの、昨年の自分よりは各国の選手達と競える期待を持ってスタートに立つことができました。

レース内容は、序盤が難しいと予想できたのでスピードを落として走り始めましたが、1番コントロール付近で現在地ロスト。地形と走りがマッチしないまま最初のロングレッグに入り、不安を感じながらのルート選択でミスルートを取ってしまいました。しかし中盤以降は、練習してきたペース配分と基本動作の徹底をきちんと発揮でき、淡々と大きなミスなく走れました。

結果は昨年と同順位の48位。自分や各選手の走りを研究しないと、この結果が嬉しいのか悔しいのかわかりません。しかし確実なのは、難しく辛かったけれど何にも代えがたい楽しさを感じたレースだったので、また来年成長して挑戦したいと思います。

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【photo by Janis Ligats】
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男子は16.1km、登距離640mのコースで、優勝のOlav
Lundanes選手(NOR)が1:37:43のところを小泉は2:29:08(トップ比153%)で58位。

小泉選手のコメント
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まずは多くの応援をいただきありがとうございました。ずっと目標にしていたWOC(個人)決勝という憧れの舞台を踏むことができ、心から嬉しく思います。
その感動とは裏腹に、50位以内トップ比135%という目標には届かず、この舞台の厳しさを身をもって知ることになってしまいました。

レースに臨みにあたって、最後まで失速せず走り切る戦略を練り、テレイン対策を行い、補給の準備をし、ほぼ作戦通りの走りができました。尾根沢のはっきりしないところで行き過ぎてしまい大きなロスをした1か所と、後半疲労のためルートチョイスに揺らぎが生まれロスしてしまったことは痛い失点でしたが、自分を上手くコントロールしながら最後まで粘り強く走れたと思います。結果に満足はしていませんが、今の自分にできることはしっかりやったという気持ちも強いです。

タイム比こそテレインやコースによってだいぶ左右される面がありますが、順位的には日本男子にとって50位以内を目指すというのが現実的な目標であると思います。ただいつまでもそれでいいのかということは、これから世界を目指す選手には常に意識してもらいたいことです。

また下位争いの中でもアジア選手の中ではベストの記録を残すことができました。今冬にアジア選手権を目指す選手は自信をもって戦ってほしいと思います。

2018_l_koizumi.jpg

【photo by Janis Ligats】
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2人とも世界の壁の高さを感じつつも自分の取り組みにいくらかの手応えがあったようです。彼らが得た経験を持ち帰り、来年以降に活かせるようチームとしても取り組んでいきたいです。

これで世界選手権の全日程が終了し、選手は既に各々帰国の途についています。今回の世界選手権出場にあたり、チームに対してご支援、ご声援いただいた全ての皆様にあらためて御礼申し上げます。

フットO日本代表は12月に香港で開催されるアジア選手権に向けて、秋の国内主要レースで選考を行ってまいります。代表選手への引き続きの叱咤激励をよろしくお願いします。

Relay、そしてWTOC閉幕

トレイルO日本代表チームです。
WTOC(世界トレイルO選手権)も今日8月10日のリレーが最終日です。
トレイルOのリレーのコースは下記のようになっています。

・全部で30コントロール
・1~3走が各10個ずつ解答
・1走は全体の中から自由に10個解答、2走は残りから10個、3走が最後の10個
・1~3走間で情報のやりとりは、どのコントロールを解答したかのみ
(口頭は不可[チームチェックカード(CC)にパンチをすることでのみ示す])
・制限時間はチーム全体で261分、何走が何分使うかはチームの自由
・上記以外にTempO形式のコントロールが各走者に1ステーション4課題

そして勝敗は
・30個のうち誤答1個ごとに60秒加算
・TempO形式の3人の所要時間合計(誤答1個ごとに30秒加算)
の合計秒数が少ないチームが上位です。

日本はオープンクラスに下記の走順で臨みました。
大西正倫-木村治雄-田代雅之
(残念ながらパラリンピッククラスは3人揃わず日本からのエントリーは無し)

2018wtoc0811.JPG

日本チーム(左から 大西、木村、田代)

日本チームは出走にあたり、下記戦略で臨みました。
・各走者ごとの制限時間は3等分を基本目安として出走する。
・時間が余るなら、自身の解答再検証に使うよりは次走者への貯金を作る。
・1走大西はある程度固まった範囲の10個を選択することを基本とするが、難しいコントロール,自信のないコントロールは次走者以降に任せ、 確実に正解することの方を重要視する。 (それにより残コントロールがある程度広範囲に残っても構わない。)
・2走木村もある程度固まった範囲の10個選択を基本とするが、 残った20個のうち3走田代の苦手コントロール(縦方向の距離判断、あいまいな地形判断が苦手)を可能な限り解答してしまい、3走田代の 得意なコントロール(点状特徴物の同定やコンパスベアリングの課題)を残す。
・1走が時間を余して帰走した場合、2走3走でその分を等分するのではなく、2走が使い切る前提で良い。(2走が一番手順が複雑になるため。)
・3走はとにかく残ったコントロールを勘違いしないよう解答する。

展開は、1走大西が、87分平均のところ55分ほどで帰走、期待、そして想定していた通り2走以降に大きく時間の貯金を作りました。
2走の手順が複雑なのは、
・地図には30個もの円があり、どれが解答済みか地図上には示されていない。
・CCには20個もの空欄があり、それが地図上のどの円か把握する必要がある。
・その上でその中のどの10個を解答するのがチーム戦略上良いか考える。
ということをした上でレースをしないとならないからです。
手順の複雑さに影響されたか、当初想定していなかったコントロールを先に解答してしまいましたが、結果的には無事問題なく2走木村から3走田代へ継走しました。
3走田代も危うく前走者までに解答済みのコントロールを解答しそうになりましたが、手順上の問題はなく無事フィニッシュしました。

リレーの前身のチームコンペティション(団体戦)で入賞経験もある日本ですが、前2種目同様、上位には差を付けられる結果となりました。

WTOC2018 Relay (オープンクラス)
1位 Norway 285秒
2位 Latvia 319秒
3位 Finland 334秒
14位 Japan 533.5秒
1走 大西 137 秒 [(PreO 0ミス)+ 0秒 + (TempO)77 秒+60秒(2ミス)]
2走 木村 213.5秒 [(PreO 1ミス)+60秒 + (TempO)63.5秒+90秒(3ミス)]
3走 田代 183 秒 [(PreO 1ミス)+60秒 + (TempO)63 秒+60秒(2ミス)]

これでWTOC2018の全レースが終了しました。
最後に今日の選手のコメントを載せてWTOC日本代表チームのブログ更新を締めくくりたいと思います。ご注目、ご声援いただいた皆様、ありがとうございました。

1走 大西選手:
PreOパートでは作戦通り、全問正解しながら時間に余裕をもって木村さんにバトンを繋ぐ事が出来ました。しかし続くTempOパートでは難課題に全く対応出来ず、上位陣と大きなビハインドを作ってしまい、力不足を痛感しています。
今後は、総じて難しいTempOに弱すぎるという課題を克服して、また出直さなければと考えています。
ここまで応援してくださった皆様、ありがとうございました。

2走 木村選手:
作戦的にはあれでいいと思うが、実施の部分がすべてだった。団体戦はいちばん出たい種目。また来年に向け頑張りたい。

3走 田代選手:
フリーポイント形式のリレーは初参戦で、手順間違いを起こさないか少し緊張しました。うっかりミスをしがちなのは自分の弱点でもあり、そこは意識していたのでその部分でミスはありませんでしたが、難易度の高いコントロールで失点してしまいました。しかしこのWTOCを通し、失点したコントロールに対する課題は見えた気がします。上位との差は埋められない差ではないと思っていますので、もっと強くなってこの場に戻ってきたいです。

WTOC公式Webサイト
https://www.woc2018.lv/wtoc/

文責:田代

国別対抗リレー結果

森林で行うオリエンテーリング競技である「フォレスト競技」の2種目目、国別対抗リレー(以下、リレー)が終了しました。世界選手権のWOCのリレーでは、大会運営の円滑化のために遅いチームの2走・3走を優勝国確定後わずかな時間で一斉にスタートさせる仕組みがあり、昨年の日本チームは男子・女子共にその壁に阻まれていました。

今回のラトビアWOCでは、優勝設定時間が34分のコースを3人分こなすところで、3走の一斉スタート時間の設定がスタートから95分後となっていたため、近年の日本の記録、3走までバトンを繋ぐのが目標となりました。

リレーの出場選手は以下の通りです。
男子
1走:寺垣内 航
2走:結城 克哉
3走:小泉 成行

2018wocrelay_m.jpg

女子
1走:稲毛 日菜子
2走:盛合 美誉
3走:村田 茉奈美
2018wocrelay_w.jpg

早速ですが、リレーの結果です。
★男子リレー 結果
1 ノルウェー 107:26
2 スイス 107:30
3 フランス 107:36
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26 日本 141:52(寺垣内-結城-小泉)

★女子リレー 結果
1 スイス 105:03
2 スウェーデン 105:18
3 ロシア 107:20
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22 日本 166:52(稲毛-盛合-村田)


男子は昨年の29位から3つ順位を押し上げ26位、女子は昨年26位から4つ順位を上げて22位でした。近年の中では最高順位です。

以下、詳細なレース展開です。

レースは女子から始まりました。
女子1走稲毛選手は強いフィジカルと豊富な1走経験があり、トップ選手の集団から大きく離されずレースを展開しようと目論んでいました。その作戦が中盤まで功を奏し、レース全体の約1/3で訪れる会場通過時点で、トップから2分後の集団に食らいつく好走を見せます。
その後、第2集団に食らいつこうとするも藪や傾斜のきついエリアで離され、後続の国に抜かれてしまう厳しいレース展開。それでもなんとか大崩れはせず、全体25位の51:50でフィニッシュ。2走の盛合選手につなぎました。

2走盛合選手は2日前のミドルで蜂に襲われ、出走が危ぶまれましたが、驚異的な回復力と精神力でリレーに出走。また、事前の準備期間にリレーのコース回しを的中させていたため、うまくレースを展開できたようです。
WOCは運営上の都合で、2,3走の繰り上げスタートの時間制限が非常に厳しいのですが、2走盛合選手の走りのおかげで繰り上げの時間ぴったりで繋ぎ、無事アンカーまで途切れることなくチェンジオーバーしました。1走時点から2つ順位を上げ、全体23位でアンカーの村田選手に繋ぎます。(同時に、繰り上げスタートが行われました)

3走村田選手はリレー1種目のみの出場で、しっかりと自分のできることをやって無事競技時間内に完走。(あと3秒とギリギリでした)全体としては22位で、近年は、繰り上げスタート前にチェンジオーバーすることも難しかった日本チームとしては嬉しい結果です。

また、レースとは別の話題ですが、2日前のミドルで盛合が蜂に襲われた際、救助してくれたカメラマンのダディックが会場に居合わせ、お礼を言うシーンもありました。公式のfacebookでも取り上げられています。蜂に襲われた女子選手が、繰り上げスタートギリギリでチェンジオーバーというドラマチックな展開でした。

※facebook記事へのリンク
https://www.facebook.com/woc2018latvia/photos/a.983141738484043.1073741828.983127065152177/1365507980247415/?type=3&theater


次に男子のレース。
男子1走寺垣内選手は、2015年のスコットランドのWOCのリレー1走で好成績を残しており、同じく集団についていく走りをして中盤まではスピードに乗ったナビゲーションを展開していました。終盤、集団から少し離れますが、ベルギーやハンガリーなどのヨーロッパ諸国を先行してフィニッシュ、39か国中25位で2走の結城選手に繋ぎました。タイムは44'12でした。

2走の結城選手は、序盤でリズムがつかめずスロバキア、イタリアなどに抜かれますが、ハンガリー・ベルギーと同じタイミングで中間を通過。その後、集団から離れたもののベルギーのミスの間に追いつき、ロングレッグでベルギーを出し抜いて先行、全体28位で3走小泉選手にチェンジオーバー。寺垣内・結城の2人合計で繰り上げスタート時間までにフィニッシュし、無事3走にチェンジオーバーすることができました。タイムは48'42でした。

3走小泉選手は序盤ベルギー、アメリカと競り合いになりますが、中盤の見通しの悪いエリアを無難にこなし、ミスを犯した他国を先行。以降は順調にレースを進め、出走時に5分の差があったカナダ、イスラエルと1分差まで詰め寄ります。終盤のロングレッグのルートチョイスで、最後までその差は詰まりませんでしたが、最終的に順位を2つあげて全体26位でフィニッシュ。

男女ともに3走までチェンジオーバーし、また海外の中堅国と競り合いながら一部の層に勝利を収めることができたのは、非常に大きな収穫でした。中国やカザフスタンなど、アジア諸国からの参加も多かった中で、最速のタイムを記録できたのも、非常に喜ばしい結果です。

以下、出走した選手のコメントです。

女子1走:稲毛日菜子選手

世界選手権の1走は、全力でダッシュしても置いていかれる程のスピードレースです。最初のパターン振りを上手く処理できたため前半は集団のスピードに乗ることができ、各国の選手と競い合う非常に刺激的な経験ができました。しかし、オーバーペースがたたり後半は頭も身体も大失速。ミスやスピードダウンが響き、個人目標としていたタイムには届きませんでした。
個人のタイムは悔しいですが、チームとしては厳しい繰り上げスタートと競技時間のハードルを秒差でクリアし3人で完走でき、とても嬉しかったです。誰もがチーム完走のため全力を尽くし、166分をドキドキしながらも楽しめました。リレーの醍醐味を味わわせてくれたメンバーに感謝します。

女子2走:盛合美誉選手

まず、私は今回日本のトップ選手である稲毛、インカレ入賞者の村田と一緒にリレーができたことをとても誇りに思います。1走では稲毛がスペクテーターまでトップと2分差で他国についていき、その後失速してしまったものの、日本のトップバッターとしての役割を果たしてくれたなと感じました。
2走の私は周りにあまり人がいなく、孤独なレースとなりましたがとにかく冷静に大きなミスをしないように走りました。また、今回はウムスタートの時間がとてもシビアで、ェンジオーバーできるかどうかの瀬戸際でした。小さなミスがいくつかあったものの、次につなぎたいという気持ちで走りました。自分の中のレースとしてはこれまでの国際大会のリレーの中では1番いい走りができたと感じています。チェンジオーバーはウムスタートとほぼ同時にすることができました。最後までリレーをつなぐことが目標だったので、村田にチェンジオーバーできた時は嬉しさでいっぱいでした。本当は村田には絶対にチェンジオーバーするから安心して待っていてほしいと言いたかったですが、まだ実力が及ばす、そのような言葉をかけてあげられなかったことが申し訳なかったと感じます。村田は初めてのWOCでリレーが最初で最期の出場種目でしたが、大きく崩れることなくレースをこなし、競技時間もシビアでしたが競技時間の3秒前に帰ってきて3走というプレッシャーの中いい走りをしたと思います。

また、先日蜂に刺されたことでご心配をおかけしました。日本チームのサポートのおかげですぐに回復しリレーに臨むことができ、メンバー、コーチに感謝しております。チームのみなさん、日本で応援してくれたみなさんありがとうございました。

女子3走:村田茉奈美選手

今回、初めてのWOC出場、そしてこのフォレストリレーが唯一の公式戦。緊張も少しありましたが、1週間以上前から現地入りしていたこともあって、ようやくレースを走れることが楽しみでした。
ウムスタートに間に合うかとても際どいところでしたが、稲毛さんと盛合さんが「むらみにつなぐ!!」と言ってくださっていて、ドキドキしながらも信じて待っていました。しかし、2走の盛合さんがあと2分ほどで来るという情報を聞き、チェンジオーバーゾーンに入ってすぐのこと。スタッフたちが動き出し、待機中の女子選手が全員呼ばれ、地図が配られ出し、なんとウムスタートの準備が始まったのです。いやもう盛合さん来るよ!待って!とは言えず、私はラスポのほうを気にしながらずっとソワソワ...。と、その時。盛合さんがラスポに現れ、思わず私は「JAPAN!」と叫びました。それを見たスタッフが、貴女はタッチしていいよ、チェンジオーバーしていいよ、と。嬉しさでいっぱいになりながら、こうして無事チェンジオーバーすることができたのです。そして、日本がチェンジオーバーした瞬間、スタッフの合図と同時に有無スタートとなりました。本当にシビアな戦いでしたが、バトンをしっかり繋いでくださったおふたりに心の底から感謝しています。
私個人のレースとしては、特に大きなミスはなく、良くも悪くも無難な感じにまとまったと思います。60分切りを目標にしていたので少し悔しいですが、ペナすることもなく競技時間内(あと3秒でした)に完走し、日本チームとしての記録を残すことができ嬉しいです。
稲毛さん、盛合さん、JAPANチームの皆さん、そして応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。

男子1走:寺垣内 航選手

序盤は集団の最後尾でもいいので、ポスト番号をしっかり確認しつつ、正しいルート(集団)をしっかりと見極めることを心がけました。1か所ルートミスをしてしまい、若干集団から遅れてしまいましたが、コース全体の1/3の会場通過までは、集団の最後尾付近に付けるといった展開でした。会場通過後は長いレッグやアップダウンの激しい山塊でのオリエンテーリングとなりました。一人旅になった区間もありましたが、諦めずしっかり粘りのオリエンテーリングをやればまた集団は見えてくるという気持ちで、オリエンテーリングに集中することを心がけました。実際にヤブや登りのエリアではミスをする選手も多く、数人の集団になったり一人になったりといったことが続きました。

数ヵ国と競っている状況で次走者(2走)の結城選手にタッチできたことは良かったと思いますが、手短に次走者にコース情報を伝達するという点については、十分な役割が果たせませんでした。また中盤~終盤にかけてフィジカル的に失速してしまったことが課題でした。個の力を上げることはもちろん、情報伝達を上手にやることでもっと上を目指せると思います。
チーム力の総決算がリレー競技と考えており、今年のチームは事前の情報共有や雰囲気はかなり良いと感じていたので、ぜひ良い結果につなげたいと考えていました。結果として、近年の中では良い順位ということで、そこは嬉しい気持ちもあるのですが、それでも26位/38ヵ国。これが現時点でのJAPAN(男子)の実力です。今回の反省を次回以降にしっかり繋いでいきたいと思います。
たくさんの方から応援、観戦、支援を頂き、本当にありがとうございました。
そして共に準備を進めてきたJAPANチームの皆さま、一緒に走ったチームメンバーの結城選手、小泉選手に感謝したいと思います。

男子2走:結城 克哉選手

1走の寺垣内さんがいい位置でつないでくれたので、その勢いを伝えたかったですが序盤にリズムに乗れず、一部の国に置いて行かれてしまったのが一番心に残っています。
3走の小泉さんにベルギーやアメリカなどの中堅国と競れる位置で、ちゃんとチェンジオーバーできたので、最低限の仕事はできたと思います。
情報伝達と、ターゲットレース前のフォレストでのレース感覚付けを課題に感じました。
1走から3走まで、お互いの実力を認めあい、自分の持ち場で力を発揮できるいいチームでした。
社会人になって、会社を長期間休んで世界選手権に参加することに自信がなかった自分にとって、大きな転機となる遠征でした。参加を後押ししてくださった職場の方々、コーチ・サポートの方々、そしてチームメンバーに感謝しています。応援ありがとうございました。

男子3走:小泉 成行選手

周囲のチームの動きをうまく利用しながら堅実に、しかし攻めるところは攻めるリレーらしい走りができました。悔やまれるのは終盤のルート選択で、欲を言えばもう1つ順位を上げたかったです。
以前より選手間の情報伝達がしづらい厳密な運営が行わるようになりましたが、コーチングゾーンの活用などチーム戦略を見直すことでもう少し順位をよくできる点があるように感じます。

コメント終わり

また、リレーの優勝争いでは、男女ともに非常に盛り上がる展開を見せていました。
女子はスウェーデン、スイス、フィンランド、ロシアが1走で熾烈な首位争いを見せますが、2走まで終了した時点でスウェーデンとスイスの一騎打ちに。スウェーデンは昨年度のWOCリレー覇者。アンカー両国ともエースでスウェーデンはスプリント2位のToveAlexanderson、スイスはスプリント3位のJudith Wyder。レース終盤まで首位を激しく争いますが、最後はスイスが走り勝ち、15秒差で優勝を決めました。

男子はさらに熱い展開で、2走終了時点で1'30差の間に10か国がひしめく集団走状態。
各国のエース対決の中、一時期は開催国ラトビアが首位に立ち会場が大きく沸くシーンがありました。
勝負が決したのは最後のロングレッグ13→14で、唯一直進のルートチョイスを選択したノルウェーが先行し、4秒差で勝利を収めました。
終盤の集団走は動画に残っていますので、ご覧ください。
https://www.facebook.com/WorldofO/videos/10160794350830541/?hc_ref=ARTdan04XdLKJ6SDHskxYMLKTkRXk7zH9tU9mEeqUAPOkGILjAOLWSMKmRvWDjJd_GA&fref=nf

以上です。

次は、ついに最終種目のロング。日本からは男子は小泉成行選手、女子は稲毛日菜子選手が出場します。男子16.1km、女子9.9kmの超ロングコースですが、二人の選手が力走してくれます。

引き続き応援よろしくお願いいたします。

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