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AsJYOC本戦 最終日 スプリント個人戦

大会最終日は、スプリント個人戦です。

テラインは、細かな植え込みや曲がりくねった小径のある公園エリアと、規則的に並ぶ建物に狭い道が通る団地エリア、そして不整形な敷地が複雑に入り組んだ住居エリアなど様々なエリアに別れたバリエーションに富んだ地域が用意されていました。

日本チームとしてはテクニカルなコースを予想し、スピードをあげるより落ち着いてコントロールまでルートプランを立てること、シンプルなルートチョイスを心がけることなどを徹底して臨むことにしました。

実際コースは難しく、立ち入り禁止と複雑な道のルートチョイスを常に求め続けられる、読図力と集中力を問われるものでした。

スプリント地図.JPG

スプリントM20コース

結果は以下の通りです。

M16
1位 椎名晃丈  11:52
2位 和佐田祥太朗12:43
3位 Wong Cheuk Wang(香港)12:54

7位 祖父江有祐 14:12
10位 国沢琉 15:00

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M20
1位 Jianhua Du(中国)15:19
1位 Jiang Tang(中国)15:19
3位 坂梨敬哉 15:26
4位 稲森剛 15:34
5位 Kwok Kin Kwan(香港)16:00
6位 松尾怜治  16:01

8位 宮本樹 16:25
10位 平原誉士 16:30
11位 橘孝佑 16:41
14位 池田匠  17:12
15位 柴沼健 17:15
17位 国沢楽 17:32
19位 高野兼也 17:51

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W20
1位 Yongyu Li(中国)14:23
2位 Lemin Feng(中国)15:09
3位 ZiyingZhou(中国)15:16
4位 Chan Hau Wah Brenda(香港)15:56
5位 宮本和奏 16:15
6位 鈴木直美 17:02

7位 香取菜穂 17:19
8位 勝山佳恵  17:36
9位 山岸夏希 18:16
17位 鈴木彩可  20:24
18位 鈴木友紀乃 20:58
22位 金林優美 24:17

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M16アジアユース男子選手権では、椎名がただ一人11分台を叩き出す快走で優勝。和佐田とともに1&2位を占めました。
M20アジアジュニア男子選手権は、坂梨がトップとわずか7秒差の3位と初の表彰台、ミドル優勝の稲森も15秒差の4位、ミドル2位の松尾が6位と、惜しくも優勝は逃したものの、6位以内に3選手が入りました。
一方、W20アジアジュニア女子選手権は、3位まで中国が独占。5位に3種目全てで表彰台に上った宮本和、6位にリレーについで表彰台となった鈴木直美が入りました。

ミドルに比べると、中国勢の活躍が目立ち、メダル獲得は3つにとどまりましたが、慣れない国際仕様のスプリントコースで、日本選手は良く健闘したと思います。

これで、AsJYOC全ての種目を終えました。日本が獲得したメダルは11個(金4、銀3、銅4)と2桁のメダルを達成。メダルを獲得した人数も11人、表彰対象の6位までを入れると13人となり、参加した日本人の半数以上が表彰されるという、初のアジアでのジュニア向けの国際大会で、素晴らしい結果を残すことが出来ました。

初めてのアジアのジュニアイベントは、日本のジュニアにとって適切な目標となりうる大会だと思いました。
中国や香港は日本の良きライバルであり、JWOCなどのようにいくら頑張っても叶わない、というようなものではなく、かといって歯ごたえの無い相手というわけでもありませんでした。国内での努力や切磋琢磨の成果がそのまま国際的な舞台で通用するという、日本チームの新たな目標になりうるイベントである、と感じました。
2年おきに開催されるということですが、JWOCに加えジュニア強化の現実的な目標として定めることが日本のジュニア強化の大きなモチベーションになると思います。

最後になりましたが、日本ジュニア&ユースチームを香港へと送り出していただいたJOAと強化委員会のみなさん、特に出発前のマネージメントを取り仕切っていただいた寺嶋一樹さん、また合宿等でご尽力いただいた、村越久子さん、堀田遼さん、また大会のイベントアドバイザーとして公平な競技の場を与えていただいた村越真さん、そして、このブログを読み応援いただいた日本のオリエンティアのみなさん。今回の素晴らしい成果はみなさんのおかげです。改めてお礼を申し上げます。
今後とも日本のジュニア育成について、ご協力と応援よろしくお願いいたします。

AsJYOC2015 日本チームオフィシャル
稲葉英雄(チームリーダー・JOA強化委員)
国沢五月(チームコーチ・ブログ執筆)
宮川早穂(チームコーチ)

集合写真.JPG

AsJYOC スプリント個人戦スタートリスト

明日開催される、AsJYOC最終戦スプリント個人戦のスタートリストです。
日本時間は+1時間となります。

M20
10:00 池田匠
10:02 坂梨敬哉
10:04 高野兼也
10:06 国沢楽
10:16 平原誉士
10:19 宮本樹
10:21 柴沼健
10:24 松尾怜治
10:26 橘孝佑
10:29 稲森剛

M16
10:02 祖父江有祐
10:04 椎名晃丈
10:07 国沢琉
10:21 和佐田祥太朗

W20
10:01 鈴木友紀乃
10:03 山岸夏希
10:07 香取菜穂
10:09 金林優美
10:11 宮本和奏
10:13 大類茉美
10:15 鈴木直美
10:19 鈴木彩可
10:22 勝山佳恵

最後まで応援よろしくお願いします。

ミドル競技 選手達の反省と感想

ミドルディスタンスの反省です。発言順になっています。

鈴木直
今日のレースは冷静さが足りなかった。
ロングレッグで頭が真っ白になってしまった。
焦りすぎたのと、一呼吸置けなかった。
明日のスプリントでは昨日気をつけようと思ったところを全部気をつけて、
香港に来て良かったと思えるレースがしたい。
タイムは15分台を目指したい。

鈴木友
今日はS-1で見えたものを地図で確認するということだった。
1番は確実にパンチしたいと思っていた。
実際は全然うまくいかなかった。
理由は、見えたものがどれがどれか分からず焦り、自分がいる位置が冷静に考えられなかった。
そういう時に一呼吸置いてもう一度考え直すということをすべきだった。
明日は昨日のスプリントリレーでは冷静なレースが出来たので、昨日のような感じで走りたい。


S-1から冷静にと言われていて、ちゃんとうまく行ったつもりだったのだが、右側の沢に引き寄せられてしまった。
実際には1分くらいだったがそのミスで焦ってしまい、ロングレッグのルートチョイスでゴールを通るルートをないと思い込み、
真ん中を進んでしまったことでレースが終わってしまうような大ミスにしてしまった。その後もピリっともしないレースだった。
明日は切り替えて、昨日のmスプリントリレーの反省を思い出してやっていきたい。

稲森
最初は昨日の反省から、ゆっくり行こうと思った。
でもスタートした途端走りたくなり、曖昧なままピークに登って焦った。
ピークから1番の横の岩が見え、スムーズに取ることができ、そこからは冷静に走れた。
モデルの地図で不明瞭な道が分かりにくかったため、走りやすいところを走ろうと思い、1−2でも太い道を使うルートプランを選べた。
後半、調子良くどんどんペースを上がり危ないところもあったが、なんとかゴールまでスムーズに走れた。
明日は、うまくいっていても気を抜かないように気をつけたい。

勝山
いろいろミスしたりしたのだが、ショックだったのはいつもどおりできなかったこと。
明日はいつもやっていることが出来るように、気持ちを制御することが大事だと思った。

鈴木彩
今日はどんな沢か、尾根か、道かを考えることを目標にしていた。
自分が一番ミスしたレッグは道のルートプランが曖昧で、どうなっているかを理解せず走りだしたのでミスをした。
プランを考えてイメージを持って、どんなところにあるか確認して走り出せればよかった。
スプリントは得意ではないが、走りだす前にプランをしっかりして落ち着いて走りだすことを確実にやっていきたい。

宮本樹
アタックする時にアタックする場所と方向をしっかり定めて入ろうと意識したやったつもりだったが、
ひとつだけ6番で、不明瞭な小径を1本間違えてB藪に突っ込み悲しい気持ちになった。
その後もD藪に突っ込みアタックするなど、行き当たりばったりなオリエンテーリングをしている感じがあった。
明日は、逆算からの脱出を心がけたい。

平原
スタートから1番は慎重にできたのだが、ロングレッグで遅いルートを選んでしまった。
レッグ線に近い距離の短そうなルートをとってしまった。
藪がすごいことになっていて、結局道に戻ってしまった。
2番についたら2分後の松尾がいて、それから二人で競り合うレース展開だった。
ウォームアップマップで植生がどれくらい走りづらいかわかていたが、レースに反映できなかった。
また競り合う中で自分のプランが雑になっていて、追いつくことを第一に考えてしまいそれがよくなかった。
明日はスプリントリレーで先読みをやろうとしていたのだが、先読みをしていたら今走っているレッグのナビがおろそかになってしまったことがあったので、気を取られ過ぎ無いようにしたい。

高野
昨日のミーティングで言っていた通りスピードの緩急は付けられたが、藪の処理に失敗したと思った。
藪の濃いところに突っ込んだり、藪の処理の仕方が甘かった。
明日はスピードの緩急に加えて、先読みしすぎずに、走るところだけのところで先読みをするようにしたい。

柴沼
ロングレッグを真っ直ぐめのルートでいこうとしたが、道が見つからずかなり遅くなってしまった。
1番でアタック方向をミスって、道がはっきりしていることに気付いて、ロングレッグも道が使えると思って行ったが行けなかった。
同じ地図の表記でも、まわりが藪であるかオープンであるかなど植生の特徴も変わっているということも考慮していればもう少し、違う風景が広がっていたことを想像できたかと思った。
明日は今日とは違うとは言っても、建物など見える風景が全然同じ地図でも違ってくると思うので、さっき通ったところがこうだったから次もこうだろうという当て付けをせず、
それも考えた上でルートを選択したいと思う。

国沢楽
今日のミドルでは大きくタイム差が出た1-2のロングレッグで、不明瞭な小径がわからなかったが、とりあえず進むしかないと思って走ってしまった。
明日はしっかりポストで止まってプランをして、分からなくなったらまた止まるようにしたい。

国沢琉
1→2と2→3でレースが決まってしまった。藪で5分くらい捕まってしまった。
小径が見づらく、止まりながら確認していた。道のほうがたくさん走れたと思った。
2→3では脱出ではコンパスを見ていなくてアタックが外れた。また5分くらいやってしまった。
脱出の時にしっかりコンパスを振らないといけないと思った。
全体的に技術が不十分だったので、これからそういう藪が多いところでもしっかり自分のレースをしていきたい。
明日はポストでしっかり止まって、そこまでスピードを上げずに冷静にレースをしたい。

坂梨
今日のレースは3分くらいのミスを2度ほどやってしまって、自分ではミスしそうと思わずミスしたのではなく、
簡単だからと思って手続きを抜いたところで大きなミスにつなげてしまった。
今の実力が結果としてしっかり現れたような気はしている。
明日は今日とは違うので、ミスなく走り切ることを目標にします。

松尾
レース前、山では自分のテンポを大事にしたいと思っていた。前半はリズムをつかめるような地図読みをしようと思っていた。
1番でうまくいけて、ロングレッグで道を回れて、平原に追いつけたのが精神的に楽だったし自信になった。
チェイス気味だったがペースが上がらず、頼り気味になったところがあったので、
自信を持ったプランを実行することが足りないと思った。
明日は昨日の借りを返すためにペナらないです。常にナビするくらいの意識を持って、全力を出して優勝したいと思います。

祖父江
昨日から体調が悪く走れないと思っていた。無理して走らずに正確に行こうと思っていた。
頭がぼーっとしていてロングレッグも太い道を選ばなかったり、自分のレースができなかったのが非常に悔しかった。
今日は体調を崩してしまったのは自分の責任だが、万全の体調で臨みたかった。
明日は体調も良くなってきたので、いつものようなレースがしたい。
最近スプリントに自信があるので、自信を持って正確に走りたい。

椎名
今日はあまり良くなかった結果だった。
1-2のロングレッグは距離が伸びると思って真っ直ぐのルートをとってしまった。途中で間違えたと思って凹んでしまった。
そこから自信のないオリエンテーリングになってしまった。
7番にアタックする時に道から地形を見て入ろうと思っていたが、地形が見えなくて道のまわりをかなり探しまわってしまった。
藪のコントロールは課題だと思った。
明日は昨日細かいところでスピードを上げすぎたので、明日は細かい所でスピードを落としてでも正確に走りたい。

和佐田
今日のレースで決めていたことは、できるだけ遠くを見ること、ルートチョイスがある時に出来るだけ太い道を使うことだった。
1-2のロングレッグはそれですぐに取ることができた。4番まで並走して調子が良かったのだが、湿地を通る6番で湿地で方向を失って別のピークに乗って探す時間があったので、コンパスを見るのを途中で怠ってしまったのが反省だった。
明日は方向を失ってミスすることが続いているのでちゃんとコンパスを見て走りたい。

池田
1番までスピードを落としたつもりだったが、ひとつ左の尾根につられて落ちてしまい、藪が見つからないことで戻れたが、それで焦ってしまい、1-2のロングレッグで道が選べず、深い湿地にはまり大きなロスになった。
2番で橘さんに会ったがそこで地図も見ずに付いて行ってしまい、脱出をミスってしまった。
8番で道の曲がりから藪にアタックするルートを通って、しっかりアタックポイントも決めてコンパスも振ったがずれてしまい、しっかり止まってもう一度アタックせずうろうろしてしまった。しっかりミスをした時に止まったり冷静に考えられるように明日はしたい。
明日はポストまわりで止まりたい。冷静になってポストで止まってから走り出したい。

山岸
今日は人生でも一番最悪に近いレースで、こんな最悪なことはなかったので対応できなかった。
1-2のロングレッグでは、ゴール近くを通るためベストルートじゃないだろうと思い込み、メンタル的なミスがこれを導いてしまった。
藪がひどくて隠れていて見えないということにきちんと対応しながら走るべきだった。
焦りがミスを招いているので、明日は落ち着いて楽しんでレースしたいと思う。

宮本和奏
前半は止まりながらもそれなりに良いルートはとれていたと思う。
8番で北の道が見えず、南からアタックしようとしたがハッチに阻まれ動けなくなり、真ん中のピークまで登り結局道を回った。
そこが一番大きなロスだった。
8番で時計を見て30分過ぎていてやばいと思いつつ、最後まで諦めないでいこうと思ったのが良かったなと思う。
明日は、ミスなくいけばそれなりにいいところにいけると思っているので頑張りたい。

香取
競技時間内に帰ってこれなかったのが残念だった。
7番で道を辿って、沢に入ろうと思ったが、道が途中で辿れなくなり藪で地形も見えずどこにいるか分からずさまよってしまった。
もう少し日本でトレーニングして技術的にできるようにしたいと思った。
明日はプランを立てて、良いルートチョイスができるようにしたい。

金林
今日はスタートから1番まで丁寧に地形をしっかり見ようと思った。
1番までは落ち着いて見通しが良かったので岩や傾斜変換を見てしっかりいけたのだが、
ロングレッグで短いルートチョイスのルートが見えず、パニックになってしまった。
自分が落ち着くまで地図を読んで、自分で地図の全体像を見てルートを決めてから走れた。後半のレッグが見れたのは良かった。
今日の反省として、藪に突っ込んだりはしたが、藪に突っ込んだまま進めず戻るということをしてしまったので、
道をたどる時に曲がりや方向を確認しながら走りたかった。
明日はちゃんと地図を読んでできるだけ短いルートを選んで走れるように、
最後までレッグを読んでから走りたい。

大類
今日の目標は最後までプランをすること、コンパスで方向を確認すること、サムリをすることだった。
1番は普通にいけたが、2番で調子に乗って走ったら、転んで怪我をしてしまい、以降レースできずにとても残念。
香港に来る前から脚が痛かったので、日々のケアが大切だと考えている。
明日はどうなるか分からないが、目標は変わらずいきたい。

AsJYOC本戦 2日目  ミドル個人戦

劇的な勝利から一夜明けた12月26日、最初の個人種目ミドル競技が開かれました。

日本からはM20&W20そしてM16にエントリー。それぞれアジアジュニアチャンピオン、そしてアジアユースチャンピオンを目指します。

この日の天候は曇り。トレキャン時期に比べるとだいぶ涼しくなり15度くらいの気温で、心配された雨も降らず、競技にはちょうど良い気候となりました。

テラインは、オープンかつ急な山塊と足場の悪い岩地、そして険しいブッシュに見つけにくい小径が入り交じる香港の中でもタフなタイプ。
今回は事前にこうしたテラインでのトレーニングする機会がなく、対策が立て切れないなかなか厳しい状況でした。

日本チームとしては、コントロールまでのプランを徹底する、出来る限り道を使う、薮に入るときは引きつけ正確に、そして1番コントロールまではとにかく丁寧に、など基本的なことを確認して臨むことにしました。

果たして、蓋を開けてみると予想以上にタフなコースが待っていました。
ウイニングも25〜30分とのことでしたが、どのクラスもそれを上回っています。
テラインのタフさに加え、藪の中に置かれたコントロールや、不明瞭な薮の道がなかなか見つからない、それに深い湿地にはまるなど、日本にはないタイプのタフなテラインになかなか苦戦を強いられたようです。

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M20コース図 稲森のルート


そんな中、日本のジュニア達は大健闘を見せてくれました。

M16(アジアユース男子選手権クラス)
1.和佐田祥太朗 43:45
2.Shiu Chit Him(香港) 44:51
3.椎名晃丈 48:45

9,国沢琉 54:21
10.祖父江有祐 55:46

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M16表彰式

M20(アジアジュニア男子選手権クラス)
1.稲森剛 34:44
2.松尾怜治 37:39
3.平原誉士 40:58
3.国沢楽 40:58

8.坂梨敬哉 43:10
12.柴沼健 47:43
13.橘孝佑 49:42
14.高野兼也 52:00
池田匠 1:38:47

M20表彰台.JPG

M20表彰式

W20(アジアジュニア女子選手権クラス)
1.Chan Hau Wah Brenda (香港)40;57
2.宮本和奏 41:25
3.Yee Sze Wing(香港)56:12
5.山岸夏希 1:00:37
6.勝山佳恵 1:05:43

10.金林優美 1:16:53
11.鈴木彩可 1:19:01
香取菜穂 1:36:56
鈴木友紀乃 1:53:30
鈴木直美 DNF(怪我による途中棄権)
大類茉美 DNF(怪我による途中棄権)

W20表彰台.JPG

W20表彰式

男子は、稲森がジュニアで、そして和佐田がユースで、見事、第一回の選手権者になりました。
特にM20は1位から3位までを独占(しかも3位が2人!)。圧倒的な強さを見せつけました。

一方、女子はチャンピンこそ香港のエース、ブレンダに奪われたものの、宮本和奏が30秒差で2位に。昨日に引き続き強さを見せました。そして5位には山岸、6位には未経験者の大学1年生勝山が入りました。

今回もライバルは地の利のある香港、そして実力未知数の中国でしたが、結果的に、日本がアジア王者の貫禄を十二分に見せることができました。

JWOCでは、選手達が良いレースをしても、なかなか思うような結果がついてこない辛さが常にあります。
ですが、アジアの舞台では、良いレースをすればきちんと結果に結びつけることができることが分かりました。
世界へのステップとして、非常に良いモチベーションになるのが、このアジアジュニア&ユースであると言えるでしょう。

これで獲得したメダルは8個(金3、銀2、銅3)
明日は、最終競技のスプリント個人戦となります。
2桁のメダル、そして一人でも多くの選手がメダルを獲得できるよう、最後まで頑張りたいと思います。

応援よろしくお願いします。

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AsJYOC ミドルスタートリスト

明日、予定されているAsJYOC2戦目、ミドルディスタンスのスタートリストです。
日本時間は、+1時間してください。

M20
10:33 平原誉士
10:35 松尾怜治
10:37 高野兼也
10:39 坂梨敬哉
10:41 柴沼健
10:47 宮本樹
10:50 国沢楽
10:54 稲森剛
10:56 池田匠
10:59 橘孝佑

M16
10:37 和佐田祥太朗
10:41 祖父江有祐
10:43 国沢琉
10:48 椎名晃丈

W20
11:15 宮本和奏
11:17 鈴木友紀乃
11:19 鈴木直美
11:23 鈴木彩可
11:25 金林優美
11:27 大類茉美
11:29 勝山佳恵
11:31 香取菜穂
11:33 山岸夏希

ちなみにキャプテン橘はM20ラストスタートです!
GPSはありませんが、応援お願いいたします。

Mixスプリントリレー、選手達の反省と感想

Mixスプリントリレー後に行った、ミーティングでの反省をまとめました。
次回のスプリントへ役立つような視点を求めたので、
レースの感想と言うより、分析的反省的な内容になっています。
発言順です。

国沢楽
ポストで止まってルートをきちんと決めることを課題にしていた。
だが、立ち入り禁止について勘違いがありパニックになってしまった。
そういう場合でも落ち着けるようにしたい。

池田匠
他国の選手に釣られないようにする予定だったが、パンチした後に走り出してしまい、行き止まりで止まってしまうようなことがあった。
しっかりポストで止まること、全体の見通しを立ててることを課題にしたい。

平原
ちゃんと地図を読むことを課題に走った。
立禁が多く、ポストで止まってしまうことが多かったが、そのおかげでチョイスミスせず走れた。
次からもこのようなリズムで走りたい。

坂梨
建物のない公園の細かい部分で多くミスしてしまった。
そうした部分で、スピードを落とす必要があった。

松尾
ポストスルーをしてしまったので、スピードが上がった時に注意したい。
先読みをしようとしすぎて、取った気になってしまった。
途中で頭が切り替わってしまったのが原因。冷静さを失わない必要がある。

高野
海外のスプリントは初めてだったが、本当はスムーズに脱出したかったが、いつもと違って番号を必ず確認した。
スピードが出せず我慢のレースだった。他の選手と差をつけるために走れるところでしっかり走るのが大事だと思った。

香取
ゴール付近の薮に囲まれた細い道で結構ロスをしてしまった。
ルートチョイスもポスト付近で立ち止まる時間が長かったので、今後は先読みをして走りたい。

勝山
いつもどおりにする、先読みをすることが目標だった。
国際大会は初めてで緊張していたが、具体的な目標を決めることで、あせらずに走ることが出来た。
具体的な目標を持ってレースすることが必要だと改めて思った。

宮本
中盤から香港の選手と一緒でパックされていて、焦ってしまいミスった。
ビジュアル過ぎてからは落ち着いて細かいところでも比較的スムーズにいけた。
ミスったところは最後までプランができていなかったので、最後までプランしてから走り出すべきだった。
(プレッシャーの中、香港と競い切れたのは?)
香港は自分より下手と思った。絶対自分のルートが速いと思って、冷静に走れた。

金林
1走で流されてしまった。前半のレッグは慎重に入るべきだと思った。
走っていく単純なレッグで辿りきれなかったところがあるので、集中すべきだった。

鈴木友
今日することは、脱出で踏み出す前にプランを決めてから走り出すことだった。
全レッグで達成できたので、次のスプリントでもやろうと思う。
改善点は、ルートが見えなかったところがあり、
後から考えたらすぐに見えたので、ルートを考える時にもうちょっと、頭を柔らかくしてルートを読もうと思った。

山岸
リレーも1走も苦手だったので、大きく飛ぶことをしないように意識した。
他の選手がいても見ないようにした。
行き過ぎるなど小さいミスはしたが、大きいミスにはならず、納得したレースができた。
個人のスプリントはもっとラフに走りスピードを上げ、他の選手とうまく競りながら走りたい。

柴沼
南東エリアの細かい公園の部分でうまくリズムが作れなかった。
それまでのロングレッグではきちんと読んでいたが、短いレッグだったので読み込まずに走り出してしまい、結局止まることが多かった。
スプリントでは、レッグの長さとプランにかかる時間は比例しないということを頭に入れて
複雑そうなレッグはしっかり立ち止まってプランしたい。


序盤のリズムを大事にし、段々スピードを上げていこうと思った。
ロングレッグでルートを読みきったところで、スピードを上げられた。
コンピ区間にそのスピードのまま入ってしまったのは反省。
スピードの緩急をつけたい。

稲森
最初はプラン通り走れていて、コンピ区間もスムーズに走れたが、
ただ戻るだけという部分で、気が抜け、気づいたら変なところにいた。
香港が丁度来てしまって、その後プランがすごく雑になってしまったのが反省。
どうナビするか考えないまま動き出して、ミスを重ねた。
きちんとどうするか、を考えるべきだった。
SIの音が聞こえず、戻ってパンチするロスがあった。
光を見ないといけないと思った。

椎名
できるだけ遠いところを見て目標を定めてシンプルに走ることを目標にしていた。
だが地図が意外と細かく、ペースがあまり上がらずにプランをその場で立てる感じになってしまった。
もう少し慎重に走ってもよかったかもしれない。
34番コントロール(下部通行可能の建物)で真っ直ぐ進む途中で池に沿っていたのだが、先読みしていてパンチを忘れた。
気づいて失格になるのを防げたが、次のコントロール番号をしっかり確認する必要があった。

祖父江
序盤でレースの感覚をつかむことを意識していたが、まわりが女性選手ばかりで気になってしまった。(注:祖父江はアレンジチームで1走になってしまった)
だが、遠のいていく女性選手を見てもそれほど気にならず、それほど後に影響しなかったので、気持ちの切り替えが重要だと思った。

鈴木彩
緊張してS-1も焦ってしまいミスってしまったのが響いてしまった。ロングレッグも焦りからプランも曖昧なまま走ってしまった。
プランをしっかり立ててから、細かいところまでしっかり見てイメージを持って走ることが、スプリントではできるようにしたいと思う。

和佐田
アレンジチームだったが、明後日のスプリントに向けて普段よりスピードを上げて走った。スプリントの細かい動きを意識した。
先読みもできて途中まではスムーズにいけた。
先読みをしていたら、11番に行く時に12番のプランで行ってしまったことで40秒くらいミス。
それだけでも大きなミスになってしまうので、プランを頭に叩きこまないと、大きなロスにつながると思うので注意したい。

鈴木直美
1走で序盤緊張すると思ったので、ゆっくりと慎重に行こうと思った。これはうまくいった。
次、ロングレッグでミスった。うまくいっている時、走る時ペースを上げてしまう時にペースを上げてしまった。
スプリントでは、リズムのいいときに注意したい。

大類
アンカーで、つなぐことだけを考えていたが、すごく緊張してしまっていた。
序盤から普通じゃないレースをしてしまった。もう少し考えること、頭を使ってレースをすることを心がけたい。


序盤良くて調子に乗って走っていたらロングレッグでミスって自分の居場所が分からなくなった。
自分があっていたのに大きなミスをしてしまった。
少しのミスで収まるところが大きなミスにつながってしまうので、ペース配分も考えながら、前半いけると思ってもしっかり最後までルートプランを立ててから走り出すことを明後日の目標にしていきたい。

AsJYOC本戦 初日 Mixスプリントリレー

MIXスプリントリレー

いよいよAsJYOCが開幕しました!

初日は男女ミックスのスプリントリレーです。
女子が1&4走、男子が2&3走を走ります。
日本はM/W20の正規チーム4チームをエントリーしました。
今回のAsJYOCでは、国別団体戦はこの種目のみ。否が応にも、気合いが入ります。

ライバルは、地元開催で盛り上がる香港。
香港は古くから日本のライバルですが、近頃はジュニア強化に力を入れており、急成長中。
日本もJWOCで負けることもある程、力を付けています。さらに地元開催の地の利もあり、侮れません。
そして、未知数の力を持つ中国。WOCやAsOCでは日本を圧倒する成績を残しています。
JWOCなどには姿を見せないため、ジュニアの実力は未知数ですが、特に圧倒的な走力を持つ選手が多く、スプリント競技は得意なはずです。
そしてレースでは予想通り、この2国が日本の前に立ちはだかりました。

会場となったサイエンスパークは、最近開発されたばかりのベイフロントエリア。巨大ビル群を縫うように作られた比較的狭い公園がテラインとなりました。そのため、予想以上に細かな地図読みが必要とされ、ミクロなルートチョイスが決め手となる、リレーとは思えないテクニカルなコースが用意されていました。
日本チームとしては、他国のスピードに惑わされない。落ち着いてプランを優先させる。必ず番号を確認し失格を出さない、を徹底して臨むことにしました。

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1走で飛び出したのは、やはり中国。そこから25秒遅れで、日本1の山岸が2位で2走のエース稲森につなぎます。3位は40秒遅れで香港。そしてトップから遅れること2分半ほどで日本2の鈴木直が5位で2走の橘へ。以下、鈴木友が6位で坂梨に、勝山が7位で国沢楽にそれぞれ上位でつなぎました。

ところが、ここでドラマが。

中国チームの2走がなんとペナ。続いていた日本1の稲森がトップになります。
しかし、稲森は中盤で1分以上大きなミスを犯してしまい、2位の香港に10秒差ほどに詰められてしまいました。
一方、続く日本2の2走はキャプテンの橘。キャプテンの意地を見せ、この日の日本チーム最速タイム(全体でも2位)をたたき出し、トップとの差を1分10秒まで詰め、3位で高野につなぎます。

トップを走る日本1の3走は、松尾。
ところが、その松尾が痛恨のミス。10番コントロールをまさかの不通過。
スプリントに定評のある松尾でしたが、初めての世界の舞台は苦いものとなりました。

一方、香港の3走はエースのKwok。全体3位の好タイムでトップで4走の女子へ。続く2位は日本2。前を行く香港との差1分15秒で、4走高校2年生の宮本和へと勝負を託すことになりました。

4走出走から、およそ13分。

先にスペクテクターコントロールに現れたのは、日本の宮本!
しかしすぐ後ろに香港が続きます。差はほとんどなく、走りを見るとやや香港の方がスピードがありそうな印象。実際、その後宮本が抜かされて最後のループへと入っていきました。

祈るような気持ちで待つこと2分。先に会場に姿を現したのは・・・香港!
ところが、ここで再びドラマが起こります。

現れた場所から最終コントロールへは直接行くことが出来ず、再び視界の外へ。
最後の最後でミスを犯してしまったようです。

すると次の瞬間、宮本が最終コントロールに姿を現します。
そのすぐ後ろに香港が!
この時、会場は最高潮の盛り上がりを見せました。

2人は身体をぶつけ合いながら、フィニッシュへと走り込みます。
その結果は・・・

優勝の瞬間.jpg


本当にわずかの差で宮本が逃げ切り、日本が勝利!まさに劇的な幕切れでした!

宮本曰く
「離されかけたけど、最終コントロールへのルートは事前に読んでいたので。最後は必死に腕をぶつけながら走りました。」
とのこと。母親譲りの強い心臓で勝利をもぎ取ってくれました。
続いて、日本は残りの2チームも、4位、6位でフィニッシュ。層の厚さを見せつけました。

フラワーセレモニー.jpg

正直、今回の日本の勝利は幸運だったと思います。実力的には中国が上回っていましたし、香港との接戦は向こうのミスに助けられた感があります。またチーム内に失格者も多く、反省すべき点は多いです。
ですが、リレーの勝利にチーム内の雰囲気は上向きです。
自分のレースをすれば勝てる、と可能性を感じた選手も多く、次こそは自分の番と意気があがっています。

明日はミドルディスタンスが行われます。初日の勢いをそのままに、更にメダルを獲得していければと思います。
引き続き、応援よろしくお願いいたします。

4人.JPG

AsJYOCキャンプ2日目

トレーニングキャンプの2日目は好天にめぐまれました。

午前中は、中心部の公園まで行きスプリントトレーニング。
植え込みの緑をどうルートチョイスするかという感じの課題が多く、
日本の公園と大差ないオリエンテーリングでした。
緑やオリーブの表現の基準が統一されてない感じでしたが、
本番はもう少し厳密だと期待したいです。

どちらかというとオリエンテーリングよりも晴れて気温が25度くらいまで上がったため、暑さに悩まされました。
それほどの暑さでもないはずなのですが、寒い日本から来たためか温度の変化が厳しく感じ、やや体調を崩し気味の選手も出てきています。

午後もトレーニングメニューがありましたが、さすがに選手も疲れがたまるので、チームとしては休養を取ることにしました。(一部元気な高校生が自主的に走っていましたが)

夜は、テクニカルミーティングの後、クリスマスパーティー。香港、台湾、韓国、日本の4カ国の参加でしたが、国別でパフォーマンスやゲーム大会などを行い、大いに盛り上がりました。
そのパフォーマンスで、日本チームが堂々の優勝!幸先のいいスタートを切ることが出来ました。

いよいよ明日はAsJYOCが開幕です。

初日の競技はスプリントリレー、日本からは、正規チームはM/W20に4チームがエントリー、その他M/W20に2人、M/W16に4人がオープンで走る予定です。

正規チームのゼッケンナンバー&チーム分けは以下の通り

82-1山岸 82-2稲森 82-3松尾 82-4大類
88-1鈴木直 88-2橘 88-3高野 88-4宮本和
92-1鈴木友 92-2坂梨 92-3柴沼 92-4香取
94-1勝山 94-2国沢楽 94-3池田 94-4鈴木彩

残りのオープンチームは、明日スタート前に会場でアレンジするそうです。

レースの様子は、GPSトラッキングされる予定で、以下のアドレスでみることが出来るようです。

http://www.tractrac.com/web/event-page/event_20151208_stAsianJun/692/
(パソコンのブラウザのみ)

スタートは、日本時間の午前11時からとなります。
スピードのありそうな中国、香港、台湾とどこまで戦えるのか、楽しみです。
ご期待ください。

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スプリント練習前の練習説明

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スプリント練習地図

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日本チームクリスマスイベント「各国対抗バナナ早食いリレー」

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クリスマスプレゼント交換!

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