AsJYOC本戦 2日目  ミドル個人戦

劇的な勝利から一夜明けた12月26日、最初の個人種目ミドル競技が開かれました。
日本からはM20&W20そしてM16にエントリー。それぞれアジアジュニアチャンピオン、そしてアジアユースチャンピオンを目指します。
この日の天候は曇り。トレキャン時期に比べるとだいぶ涼しくなり15度くらいの気温で、心配された雨も降らず、競技にはちょうど良い気候となりました。
テラインは、オープンかつ急な山塊と足場の悪い岩地、そして険しいブッシュに見つけにくい小径が入り交じる香港の中でもタフなタイプ。
今回は事前にこうしたテラインでのトレーニングする機会がなく、対策が立て切れないなかなか厳しい状況でした。
日本チームとしては、コントロールまでのプランを徹底する、出来る限り道を使う、薮に入るときは引きつけ正確に、そして1番コントロールまではとにかく丁寧に、など基本的なことを確認して臨むことにしました。
果たして、蓋を開けてみると予想以上にタフなコースが待っていました。
ウイニングも25〜30分とのことでしたが、どのクラスもそれを上回っています。
テラインのタフさに加え、藪の中に置かれたコントロールや、不明瞭な薮の道がなかなか見つからない、それに深い湿地にはまるなど、日本にはないタイプのタフなテラインになかなか苦戦を強いられたようです。
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M20コース図 稲森のルート
そんな中、日本のジュニア達は大健闘を見せてくれました。
M16(アジアユース男子選手権クラス)
1.和佐田祥太朗 43:45
2.Shiu Chit Him(香港) 44:51
3.椎名晃丈 48:45
9,国沢琉 54:21
10.祖父江有祐 55:46
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M16表彰式
M20(アジアジュニア男子選手権クラス)
1.稲森剛 34:44
2.松尾怜治 37:39
3.平原誉士 40:58
3.国沢楽 40:58
8.坂梨敬哉 43:10
12.柴沼健 47:43
13.橘孝佑 49:42
14.高野兼也 52:00
池田匠 1:38:47
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M20表彰式
W20(アジアジュニア女子選手権クラス)
1.Chan Hau Wah Brenda (香港)40;57
2.宮本和奏 41:25
3.Yee Sze Wing(香港)56:12
5.山岸夏希 1:00:37
6.勝山佳恵 1:05:43
10.金林優美 1:16:53
11.鈴木彩可 1:19:01
香取菜穂 1:36:56
鈴木友紀乃 1:53:30
鈴木直美 DNF(怪我による途中棄権)
大類茉美 DNF(怪我による途中棄権)
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W20表彰式
男子は、稲森がジュニアで、そして和佐田がユースで、見事、第一回の選手権者になりました。
特にM20は1位から3位までを独占(しかも3位が2人!)。圧倒的な強さを見せつけました。
一方、女子はチャンピンこそ香港のエース、ブレンダに奪われたものの、宮本和奏が30秒差で2位に。昨日に引き続き強さを見せました。そして5位には山岸、6位には未経験者の大学1年生勝山が入りました。
今回もライバルは地の利のある香港、そして実力未知数の中国でしたが、結果的に、日本がアジア王者の貫禄を十二分に見せることができました。
JWOCでは、選手達が良いレースをしても、なかなか思うような結果がついてこない辛さが常にあります。
ですが、アジアの舞台では、良いレースをすればきちんと結果に結びつけることができることが分かりました。
世界へのステップとして、非常に良いモチベーションになるのが、このアジアジュニア&ユースであると言えるでしょう。
これで獲得したメダルは8個(金3、銀2、銅3)
明日は、最終競技のスプリント個人戦となります。
2桁のメダル、そして一人でも多くの選手がメダルを獲得できるよう、最後まで頑張りたいと思います。
応援よろしくお願いします。
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