ミドル結果

Rigaでのスプリント競技が終わり、ついにフォレスト競技が始まりました。
最初の種目は、ミドル・ディスタンス競技です。Rigaから約50km離れたSiguldaという街で行われました。
プログラムのコース情報は
男子5.9km ↑235m 優勝設定時間33分
女子4.8km ↑195m 優勝設定時間33分
という、かなりの高速レースが予想されるものでした。
早速ですが、本番の地図がこちらです。
男子:https://www.woc2018.lv/files/MM/WOC_MIDDLE_MEN.jpg
女子:https://www.woc2018.lv/files/MM/WOC_MIDDLE_WOMEN.jpg
発達したヤブと緩やかな地形が組み合わさり、非常に難易度の高いコースとなっています。
以下、結果です。
男子
1.Eskil Kinneberg Norway 32:59
2 Daniel Hubmann Switzerland 33:05
3 Florian Howald Switzerland 33:13
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68 Wataru Teragauchi 54:49
女子
1.Natalia Gemperle Russian Federation 32:02
2.Marika Teini Finland 33:32
3.Isia Basset 93 France 33:56 +1:54
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-.Mie Moriai DNF
女子は昨年度のチャンピオンであるSweDenのTove Alexandersonが優勝候補の最右翼と目されていましたが、3番コントロールを飛ばして失格となりました。失格となったことを除いても、大きなミスを2-3個犯していたため、入賞ラインには遠く及ばない結果とっていました。その中で、ミスなくレース全体をまとめたロシアのNatalia Gemperle選手が2位に1’30の差をつけ圧勝しました。
男子は後半まで激しい首位争いが続きました。
スプリントで優勝したDaniel Hubmannを筆頭に実力者ぞろいのSwitzerlandの選手が大活躍、2位にDanielHubmann、3位にFlorianHowald、4位にMatthias Kyburzが入りました。優勝はNorwayのEskill Kinneberg。1位から6位までの差が43秒と、熾烈な優勝争いとなりました。中盤までトップを走っていたOlav Lundanes選手は、中盤のフラットなエリアにある難しいコントロールで大きくミスを犯し、入賞を逃しました。
このように、実力者でも迷ってしまうテレインで、本日のミドル競技は行われました。
詳細な試合展開やレッグの解析は以下のページからも確認できますので、ご興味ある方はどうぞ(英語です)
※参考:World of O関連記事
http://news.worldofo.com/2018/08/07/woc-2018-middle-maps-results-analysis/

日本からは12:24に盛合美誉選手、14:36に寺垣内航選手が出場しました。
残念ながら、盛合選手は競技中蜂に頭や腕を複数個所刺されて棄権を余儀なくされてしまいました。明後日のリレーを走れるかは、本人の体調次第ですが、緊急で搬送された病院でしっかりと処置を受けることができ、命に別状はありません。
以下、結果と出走した選手からのコメントです。
盛合美誉選手
今回のミドルのレースでは不幸にも蜂に刺されて中断されてしまったので、リレーでは行き場のないフラストレーションを発散してエース稲毛選手から引き継いだバトンを、最前線で活躍する村田選手に渡したいと思います。今は、蜂に刺されて体の痛みが引かないため、全力で回復に努めます。
2018盛合美誉2.JPG
寺垣内航選手
今日は序盤こそ上手く入れましたが、中盤から立て続けにミスを連発してしまいました。(まだ分析中ではありますが、)
薮の中において、確実性のあるナビゲーションができなかったことが一番の課題だと感じてます。
正直、悔しいですが、今日の反省を生かして、フォレストリレーでは強い気持ちを持って仲間と向かっていきたいと思います。
引き続き応援をお願いいたします。
2018寺垣内航2.JPG
次の競技は8/9のリレー競技です。
女子は稲毛日菜子選手、盛合美誉選手、村田茉奈美選手の3名、男子は寺垣内航選手、結城克哉選手、小泉成行選手が出場します。
女子は14:20(日本時間20:20)、男子16:20(日本時間22:20)よりレース開始です。
引き続き応援よろしくお願いいたします!!